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フレディー・マーキュリー追悼コンサート!!

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2日間限定で公開されているフレディー・マーキュリー追悼コンサートを観た。

 

1991年だから、中3か高校1年か。とても豪華なメンツで、当時観たくて観たくてたまらなかったが、観るすべがなかった。NHKFMで放送があった気がするが、あまり記憶が無い。

しばらくして、ジョージ・マイケルの「愛こそはすべて」がヒット、ライブの様子が少しだけわかった。この曲のビデオはビデオが擦り切れるほど観た。

 

それから長い年月を経てついにコンサート全体を観ることができた。今のライブに比べると、かなり生々しい音で、時代の流れを感じる。ボーカリストの声も、「歌ってる感」が凄くあって、当たり前だが、みんな歌がうまい。ブライアン・メイやスラッシュのギターの音も、作られた音じゃなく、気持ちを感じる生きた音だ。

 

今見ても、デヴィッド・ボウイ、リサ・スタンスフィールド、アニー・レノックス、ガンズのアクセル、スラッシュ、エルトン・ジョンあたりのパフォーマンスは素晴らしい。ただ、やはり圧倒的なのは、赤いジャケットを着たジョージ・マイケルだ。フレディ・マーキュリーが乗り移ったような圧倒的な歌唱。オーディエンスの煽りもパーフェクト。彼のキャリアピークはここだったと思う。更に細かく言えば、「愛こそはすべて」のオーディエンスとのやりとりの後の「yeah」だ。何回観ても鳥肌が立つ。

 

最後、ライザ・ミネリがwe are the championを歌って、出演者全員で大演壇となるのだが、ブライアン・メイの隣にポツンと立っていたジョージのところに、ライザ・ミネリがわざわざ中央から移動して一緒に歌う。アクセル・ローズも笑顔でジョージに話しかける。皆、ジョージの会心のパフォーマンスを讃えていたのだと思う。この後の失速が本当に残念だ。