solid bond

never a dull moment

1990年と俺

1990年を特集。この年、自分は13歳〜14歳。中学2年。

ビートルズの洗礼を受け洋楽にどっぷり浸かり始めた頃だ。

2月にローリング・ストーンズが来日。テレビ放送されていたが、正直よくわからなかった。

3月にはポール・マッカートニーがソロとして初来日。これは多いに盛り上がったが、メディアの取り上げ方はストーンズに比べるとそれほどでもなかった。

映画はバック・トゥ・ザ・フューチャー3。映画館で2回観た。

 

邦楽は「踊るポンポコリン」がバカ売れ。洋楽はスティービーBがずっとチャートの1位にいた。ビルボードトップ40を毎週見るようになったのもこの頃だ。

シドニィ・シェルダンが売れていて、バカにしながら読んだら面白くて一気に駆け抜けた。

大相撲は、遠藤や竜電が生まれた年だ。

 

今思うと自分のベースが作られた年ともいえる。そんな1990年、当時の自分の状況をふまえながら8曲を選んでみた。

open.spotify.com

 

Step by Step/New Kids On The Block


www.youtube.com

  • 同名アルバムのタイトルトラックで90年を象徴する曲のひとつ。新しい時代(90年代)がやってきた!って感じだった。
  • ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの前に別のグループで録音・発表されたがヒットしなかった。
  • メンバーでボーカルを分け合う。ドニー・ウォルバーグのパートがカッコよかった。ミュージックビデオには、ドニーの弟で後にラッパーとしてデビュー、俳優としても猿の惑星ブギーナイツ、バスケットボール・ダイアリーズで成功したマーク・ウォールバーグが出ている。いわゆるマーキーマーク。

Do You Remember? /Phil Collins


www.youtube.com

  • 「バットシリアスリー」からのシングル・カット。ビルボード4位まで上がった。
  • 当時は凄くオーディオ映えする「良い音」の作品だと感じた。今聴いても柔らかい感じのキーボードの音が凄く気持ち良い。プログレ出身ならではの耳だと思う。
  • 曲もメロディアスで中学生の耳を奪うには十分。その後の失速と低評価は残念。

Sacrifice/Elton John


www.youtube.com

  • エルトン・ジョンは10月15日付チャートでデュア・リパとのシングル「cold heart」が全英1位に。これは16年ぶりの1位。
  • 「cold heart」は「サクリファイス」を下敷きに、エルトンの代名詞とも言える「ロケットマン」など4曲を合体させた面白い曲。
  • 当時、「サクリファイス」及びアルバム「Sleeping with the Past」は地味な印象しかなかったが、「cold heart」のヒットで改めて聴くと、ジャケット通り穏やかな感じの良作だ。
  • 英国で1位まで上がっている。

Killer/Adamski, Seal


www.youtube.com

  • 90年のクラブシーンを代表する1曲。ベースとシールの歌、Bメロに向かう展開が無茶苦茶かっこいい。
  • 「映画の殺人シーンで流れるよう」だったため、「キラー」と名付けられたインストゥルメンタルトラックに、レイヴシーンで歌っていたシールが歌を入れた。
  • UKでチャート1位。


www.youtube.com

Dirty Boots/Sonic Youth


www.youtube.com

  • ゲフィンからの最初のアルバム「goo」からの3枚目のシングル・カット。
  • ニルヴァーナの「never mind」は翌年(91年)。水面下でオルタナが埋めいていた年。
  • ただ、チャート上にはほとんど顔を出していなかったため、リアルタイムでは全く感知せず。ビルボードトップ40を追いかけていた中学生にとって、ニルヴァーナは、いきなり出てきたわけのわからないかっこいいバンドだった。

Nothing Compares 2 U/Sinéad O'Connor


www.youtube.com

  • 各国のチャートで1位を獲得した90年を代表する1曲。
  • プリンス作。元々80年代にプリンスが子分のバンドthe familyに書いた曲。
  • シニード・オコナーのアップで構成されたミュージックビデオの美しさも話題となった。

Waiting for That Day /George Michael


www.youtube.com

More Than Words/Extreme


www.youtube.com

  • アルバム「ポルノグラフティ」から。シングル・カットは91年。
  • 各国チャートで1位を獲得。
  • ファンク・ハードロックを得意とするバンドのサウンドと異なるアプローチのアコースティックバラード。91年から92年にかけてヒットした「to be with you」もそうだが、この頃ハードロックバンドのアコースティックバラードが流行っていた。バンドとしては諸刃の剣だったと思われる。
  • ラジオとかテレビでふと耳にすると絶対にアガる曲。