コロナに加え戦争と、激動の1年。その影響か、音楽的には、浮世感があるものや現実からの逃避させてくれるものに優れた作品が多かったと感じた。直接的だったり攻撃的な作品はあまり無かった印象。60年代とは違う。
個人的には、中学の頃から使っているSONYのスピーカーを活用し、爆音で音楽を楽しむことが多かった。一段と音響的に、純音楽的に楽しむようになった。音楽の背景とかパーソナリティとか、更にどうでも良くなった。そういうのを知ると、音の楽しみが減る感じさえする。
- 特に衝撃的な音は無かったが、完成度が高いポップな傑作が多かった。DOMi & JD BECKはその中でも個性的な音で楽しめた。
- Alvvaysは白昼夢ギリギリの日常という微妙な音で、そのギリギリの極み。素晴らしかった。
- レッチリはネットで相当落ちているライヴ映像が素晴らしく、ビッグなバンドなのに4人だけで世界に挑んでいる姿が最高だった。ローリング・ストーンズにならずに、たった4人だけで王道をいく新たな道を突き進んでいるのが頼もしい。
- Bibioは優しい音で日常からの逃避を加速させてくれた。
- インターポールはストイックにオルタナロックを追求している感じ。作品毎にどんどん良くなっている。
- Alex G、Beach Houseは独特の音像でこれも現実逃避のアイテムとしてよく聴いた。
- the smileはパンキッシュなロックのフォーミュラを突き詰めた感じの良作。トム・スキナーのドラム、気持ち良かった。
- Wet Legはこのアルバムだけで消えると思うが、凄く良くできたギターポップアルバムだった。
- サマソニで大物感溢れるステージを披露したbeabadoobee、アルバムはエリオット・スミスmeets渋谷系という感じでメジャー1作目の失敗を取り戻した。
- 11位以下では、クラシックロックの精神を引き継いだ感じのビッグシーフ、あまり話題にならなかったがグルーヴを取り戻した感じのあるクーラ・シェイカーが特に素晴らしかった。
- DOMi & JD BECK – Not Tight
- Alvvays – Blue Rev
- Red Hot Chili Peppers – Return Of The Dream Canteen
- Bibio – BIB10
- Interpol – Interpol
- Alex G – God Save The Animals
- Beach House – Once Twice Melody
- The Smile – A Light For Attracting Attention
- Wet Leg – Wet Leg
- beabadoobee – Beatopia
- Phoenix
- Charli XCX
- Big Thief
- Whitney
- Brendan Benson
- Steve Lacy
- Sloan
- Broken Bells
- The 1975
- Kula Shaker
- Jack White
- Jack Johnson
- Bad Bunny
- Mount Kimbie
- Black Country, New Road
- black midi
- Bonobo
- Father John Misty
- Stormzy
- Belle and Sebastian
プレイリストは例のごとくアルバムの1曲目で作成。ここからアルバムを掘り起こして。