「kid A mnesia」の発売により最近話題のレディオヘッド。BeatTERAOでは、彼らの名盤の陰に隠れた名曲をいくつか取り上げる。
- How Can You Be Sure?/Radiohead
- Talk Show Host /Radiohead
- Faithless the Wonder Boy/Radiohead
- Thinking About You / Radiohead
- Banana Co/Radiohead
- Lift/Radiohead
- Killer Cars/Radiohead
- True Love Waits/Radiohead
How Can You Be Sure?/Radiohead
- 95年発表のシングル「fake plastic trees」に収録されたアコースティックナンバー。日本ではベンズのボーナストラックとして結構聴かれている曲。
- オンフライデー時代に書かれた曲のようだ。シンプルな名曲だ。
- 女性ボーカルが良い味を出している。
- ライブではほとんど演奏されていない。札幌で演奏されたことがあるようだ。聴けた人は超貴重。羨ましい。
Talk Show Host /Radiohead
- 96年にベンズからシングルカットされた「ストリートスピリット」に収録。
- ロミオとジュリエットのサントラにも収録された。
- ライブで頻繁に演奏された。
- 静と動のコントラストが映える曲。
Faithless the Wonder Boy/Radiohead
- デビューアルバム「パブロ・ハニー」から93年にシングルカットされた「anyone can play guitar」に収録。日本では田中宗一郎のライナーノーツが有名な「イッチ」に収録されていた。
- 注射がうんぬんと歌っているのでドラッグ絡みの曲かもしれない。歌詞が何を示しているのかよくわからない。
- 当時グランジ・オルタナ系アーティストのリスペクトを集めていたニール・ヤング的な雰囲気を持つ曲。
Thinking About You / Radiohead
- 92年のデビューEP「ドリル」に収録。「オンフライデー」時代に録音された。
- グランジ+パンクという感じのサウンドで、当時の多くの学生バンドはこういう音を鳴らしていたはず。俺もだ。
- デビューアルバム「パブロ・ハニー」にもアコースティックバージョンが収録されたが、正直いまいちな出来。こっちのほうがかっこいい。
- 歌詞は非常に情けない。
Banana Co/Radiohead
- シングル「ストリートスピリッツ」に収録。これも「イッチ」にライブバージョンが収録されている。
- いかにもジョニー・グリーンウッドなうねったギターが素晴らしい。
- 歌詞は政治的な意味が込められているようだがよくわからない。
- ピクシーズ的な盛り上がりがライヴで映える曲だ。
Lift/Radiohead
- 96年からライブで演奏され、OKコンピューターのセッション時に録音されていたが、オリジナルアルバムには収録されなかった。その後、20周年版に収録されようやくレコーディングバージョンが日の目を見た。
- 多くの海賊版に収録されていたためファンからは「幻の名曲」として高く評価されていた。
- 96年当時の曲の素晴らしさがレコーディングバージョンからは伝わってこないと評価する人もいる。それもなんとなくわかる。海賊版に収められていたライブバージョンのほうがカッコよかったかな・・・。
Killer Cars/Radiohead
- 95年のシングル「high&dry」のカップリング。イッチにライブバージョンも収録。
- シンプルにまとめられたギターがかっこいい。当時のギターロックの極み。
- せーの、って感じ、ライブ感のあるレコーディングが素晴らしい。コードが簡単だったため、当時やっていたバンドでカバーしていた。演奏したくなる曲だと思う。
True Love Waits/Radiohead
- ベンズのツアーでトムがソロで演奏、その後OKやkid A等でもレコーディングしようとしたが、アレンジが固まりきらず収録されなかった。
- トムのソロによるライヴバージョンが2001年のEP「i might be wrong」に収録された。
- 長期間に亘り幻の名曲とされていたが、現時点(2021)での最新作「ア・ムーン・シェイプト・プール」に完成版が収録された。