solid bond

never a dull moment

2005私的OF THE YEAR

  • 新人賞

該当なし。
あまり新人のCDを買っていない。subwaysにしようかなあとも思ったが賞を与えるレベルじゃなかったな。沢山新人が出ているが、果たしてどれだけのバンドが3年後も活躍しているかどうかかなり疑わしい。新人のレベルが非常に低い年だったと思う。耳を奪われる新しい音は無かった。

  • ベストライヴ

3位 Tears(サマーソニック
2位 beckフジロック
1位 Tortoise(メタモルフォーゼ)

3位はティアーズ。ようやく会えたブレット&バーニー。かっこよかった。アイドルだ。二人が並んで歌う姿は今でもはっきり思い出せます。後光が差していた。凄い熱気だったな。ベックの才能って下降気味なんだろうなあ、と思っていたら凄いステージでぶっ飛んだ。初めてのフジロックで最高の思い出だ。この時間は雨もほとんど降らなかったし。食器を鳴らす音をサウンドに昇華させたアイデアはビビったなあ。1位のトータス@メタモは「音楽のライヴ」という次元を越えてた。ひとつの「体験」だ。意識せずに「あー」って声が出た。音圧も凄かったな・・・。今まで観た全てのライヴの中でダントツ一位。他に朝霧でのエイミー・マンがよかった。

  • ベスト旧譜

3位live/dead / grateful dead

Live/Dead

Live/Dead

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2位in a silent way / miles davis
In a Silent Way

In a Silent Way

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1位the concert for bangla desh / george harrison & friends

今年買った旧譜はピーター・バラカンの影響を大きく受けている。3位と2位はピーターの紹介によるもの。どちらも素晴らしいアルバムだった。1位はDVDとアナログで聴いたバングラデシュ。クラシカルロッカーのかっこよさを再認識。特にレオン・ラッセルボブ・ディランの存在感っていったら!!凄いミュージシャンどもががちんこで目を見て演奏する姿はロックファンならほんと必見だ。
ジャズやライヴ盤を買うことが増えた。オリジナルアルバムにはない即興的・瞬間的な感動を求めた一年だった。

  • ベスト一曲

Feel Good Inc.
Gorillaz(Demon Days)

Feel Good Inc

Feel Good Inc

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初めて聴いたときから「お、これが今年のベストシングル!!」ってわかっていた。デーモンの才能ってここに来て再びガツーンと伸びてきている。ipodのCM自体はあまり好きではないが。

  • ベストアルバム

10位The Alternative To Love / Brendan Benson

  • 良心的シンガーソングライターの3RD。相変わらず高いクオリティ&気軽さがよかった。この調子で定期的に出して欲しいものだ。

9位The Invisible Invasion / Coral

  • UKのサイケ魔人とポーティスヘッドの幸福な結合。キャリア最高の良質なポップアルバムになっていてみんながビビった。

8位nikki / くるり

  • 日本的なものと洋楽マニアな部分を正直に出して折衷させた一枚。同期が失速する中で力を見せ付けた。

7位As Is Now / Paul Weller

As Is Now

As Is Now

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  • 思慮深さが全てを覆う一枚。若作りなサウンドも計算されまくっている。最近のウェラーはいまいち方向性が読めないが・・・・。

6位Guero / Beck

Guero

Guero

  • アーティスト:Beck
  • Geffen
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  • レヴューではボロスカ書いたが、何度も聴くにつけ、そのレベルの高さに圧倒された。コレをきっかけに過去のベックも聴き漁った。凄いアーティストだ。

5位I'm Wide Awake It's Morning / Bright Eyes

  • 鋭さを保ちつつポップに跳ねた名盤。血生臭さは相変わらず。今年は2枚同時リリース。すっかり時代の顔。

4位LCD Soundsystem / LCD Soundsystem

  • アホみたいに何度も聴いた。今年前半の音を決めた一枚。直線的だがヨレるリズムが最高だ。

3位Chaos And Creation In The Backyard / Paul McCartney

  • 天才復活!!ナイジェルと組み、今の音でマック節が響き渡る。今年一番の驚きと興奮を与えてくれた一枚。

2位Jacksonville City Nights / Ryan Adams & The Cardinals
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  • 今年の主役はこいつ。cold rosesよりこっちの女々しさがジャストだった。天才才能爆発な一年だったと思う。

1位Demon Days / Gorillaz

Demon Days

Demon Days

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  • バンドという枠を離れ、デーモンの才能が爆発した一枚。ポップミュージックとしての完成度、洗練さ、刺激、総合的にみて明らかに他のアルバムを凌駕していた。自身の前作ともかなり飛躍した一枚。デーモン立派!!
  • そんなわけで素晴らしいアルバムが沢山でた一年だった。他にもスタンズ、マグネット、ケミカル・ブラザーズあたりが良かったと思う。中堅以上に良いアルバムが多かった。若手は不作だったな。自分の耳がそういう耳になってきていることは否めない。RO誌に載っているようなパンクやニューウェイヴあがりの若手には、ほとんど触手が伸びなくなった。興味が無いものに無理やり割く時間もないわけで、今の聴き方はけっこうベストだと思う。買ったCDもほとんど外れ無いし。
  • デーモンの才能には降参。他にも、ライアン、ポール、コナー、ベックと、まさに天才と呼べるアーティストの活躍が目立ったと思う。2枚しか佳作が作れない凡才がほとんどを占めるロック界で、見極めの大切さを知った。
  • 今年は忍野DEAD、フジロックサマソニ、メタモルフォーゼ、朝霧JAMとロックフェスに沢山参加できた。それぞれにそれぞれの良さがあったと思う。来年もなるべく多くのフェスに参加したいものだ。良い年だった。