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年齢別アルバム ポール・ウェラーのキャリアと変化

みうらじゅん氏は「ディランのアルバムは自分の年齢と同じ作品を聴け、味わい深いから」と「ディランがロック」の中で語っていた。当時のディランの考えや迷いが理解しやすくなると。
長いキャリアを誇るポール・ウェラーにも同じやり方が有効だと思い、まとめてみた。

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ポール・ウェラー年齢別アルバム

ソロデビューが33歳。スタンリーロード期でも37歳だ。この時期「モッドファーザ」とか「兄貴」とか言われて大ベテランの佇まいだったが、会社だとまだ課長前ぐらいの年齢だ。ジャムでのデビューが10代だったからな・・・。ジャム、スタカンを終え、キャリア3週目に入り、ビートルズスモール・フェイセズをベースとしたR&Bという昔からのフェイヴァリットに情熱を注いだロックをやっていた頃がこの頃だ。

50代はサイモン・ダインの3作の印象が強い。力強い相棒を得て、自分の中での新たな方向性を切り開いた時期だ。ただ、自由にやれる文仕事も緩くなりがち・・・俺の印象だけど。

アラ60歳の時期は、冷静にコントロールしながら柔らかいポップな音と昔からのロックな音をかけわせているように感じる。全体を俯瞰しやれてるというか。

ということで進化し結果も出し続けているウェラーは凄い。
個人的にはこれからウェラーの混迷期に突入するが、その先には達観期があると思うと気迫を込めて突入していこうと思う。
たまにこの表に戻って自分の立ち位置も確認したい。