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ダイノジ大谷ノブ彦の 俺のROCK LIFE!

ダイノジ大谷ノブ彦の 俺のROCK LIFE!

大谷ノブ彦の「俺のROCK LIFE」を読み終えた。
大谷氏は、凄くロックに対し誠実で、若干俺より年は上だが、同じ時代を生きた感覚を持っている。
最後に、ディズニーに行った時の話が出てきて、そこでノブ氏は子どもとともに、90年代ならではのシニシズムにグッバイを告げる。そしてちょっと飽きるほど出てくる自分の父母との因縁に決着をつけるのだ。ここが凄く感動的、というのはシチュエーションは違えど、同じような状況に俺らは皆最近遭遇しているからだ。

この本はクロスビートのツキイチ連載をまとめたもので、同じようなエピソードが何度も出てきて中盤けっこうきついこともある、だが全体に貫かれているのは、心からのロックに対する誠実さだ。

で、何度もマーシーの話が出てくる。マーシーは若いころ口癖のように「納得いかねえな」とつぶやいていたらしい。
一方で彼の作る歌は凄くロマンチックだ。アルバムを聞きたくなった。