solid bond

never a dull moment

1991年と俺

1991年。この年、俺は14歳〜15歳。中学3年だ。

バスケ部だったが、オスグッドで膝を痛め、その影響で腰も痛くなり、整体に通っていた。整体で治療を受けながら千代の富士の最後の1番(相手は貴闘力)を観た。

昭和の大横綱引退、ソ連崩壊、バブル崩壊SMAPのCDデビューなど、今思うと時代の節目の年だった。

 

邦楽は小田和正の「ラブストーリーは突然にチャゲアスの「SAY YES」槇原敬之の「どんなときも。」がバカ売れしていた。

洋楽は、ニルヴァーナが「never mind」でメジャーシーンを荒らしまくった。自分にとってのパンク。チャートを追っかけて聴いていた同時代の他の音楽とは全然違っていた。

ビリー・ジョエルジョージ・マイケルジョージ・ハリスンエリック・クラプトンなど、大物が毎月来日していた。まだ日本の景気が良かった。

UKは、マイブラのラブレス、プライマル・スクリームのスクリーマデリカなど名盤だらけの年。更にブラーが「レジャー」でアルバムデビュー。OASISもこの年に結成。ただ15歳の俺はメジャーシーンしか耳に入っていなかった。

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Smells Like Teen Spirit / ニルヴァーナ


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  • 91年というか90年代を代表する曲。いやロックを代表する曲のひとつか。
  • 実は凄くポップな音色。ギターとドラムの音が気持ち良い。
  • 周りはハロウィーン(守護神伝)やイングヴェイ、ハードロックやメタル、ビジュアル系が流行っていたが正直ピンとこなかった。ニルヴァーナはど真ん中に入ってきた。周りで聴いている人はいなかった。
  • 自分にとっての初めてのパンクはこの曲。
  • カートの雰囲気や服装も含めて20年近く影響を受けた。

All 4 Love / Color Me Badd


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  • この年、立て続けに3枚のシングルが大ヒットしたR&Bグループ。
  • この曲はビルボード1位を獲得。
  • 曲がわかりやすく、今もたまに聴きたくなるグループ。ただ、グループとして何がウリだったのか未だにわからない。

Real Real Real / Jesus Jones


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  • 91年に発売されたアルバム「ダウト」からの1STシングルで、シングルカットは90年。
  • 当時デジタル・ロックの旗手として若手バンドの先頭にいた。ルックスもファッションも良く、日本でも相当人気があった。
  • 91年に出たU2の「アクトン・ベイビー」は当時のレビューで「U2が無理やりジーザス・ジョーンズを真似している」などと評されていた。それぐらいジーザス・ジョーンズが当時トップランナーだったということ。
  • 歴史を作るバンドになるかと思ったがその後まさかの失速。デジタルロックに寄り過ぎたせいか。今やほとんど語られることがないバンドだが、「ライトヒアライトナウ」と「リアルリアル」はたまに鼻歌で歌ってしまう。良い曲。

Fading Like A Flower (Every Time You Leave) / /Roxette


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  • アルバム「ジョイライド」からの2NDシングル。ビルボード2位まで上がった。
  • 「俺らはR.E.M.ビートルズの中間」とソングライターのペール・ゲッセルが語っていたが、とっつきやすいバンドだった。今聴くとサウンドが古臭いが、ギターを歪ませてカバーするとかなり盛り上がる音になる。
  • ちょっと演歌チックな曲調がOASISと通じる。そっくりな曲もある。意識があるかわからないが、相当ノエル・ギャラガーに影響を与えていると思う。あるいは影響を受けている音楽が同じ。
  • ボーカルのパワフルな姐さんが亡くなったのは残念。

Shiny Happy People / R.E.M.


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  • 91年にリリースされ大ヒットした「out of time」からのシングルで、ビルボードで10位まで上がった。「ルージング・マイ・リレジョン」もヒット、どちらもミュージックビデオのインパクトが強かったので、91年というとR.E.M.の年という印象がある。
  • B-52'sのケイト・ハドソンインパクトのある歌声で曲に色をつけている。

You Could Be Mine / ガンズ・アンド・ローゼズ


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  • 91年はガンズの年でもある。1STアルバムよりもブルージーでメタル要素が薄れた「ユーズユアイリュージョン」は、重いサウンドもかっこよく、すぐ好きになった。この同時発売の2枚に対する評価があまり高くないのは納得できない。
  • この曲はイジー・ストラドリンが中心になって書いたようだが、スピード感とパンク的な激しさがあってかっこいい。
  • ターミネーター2の主題歌としていろんなところで耳にした。

It Ain't Over 'Til It's Over / レニー・クラヴィッツ


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  • ビルボード2位まで上がった、レニー・クラビッツの代表曲。1位はブライアン・アダムスに阻まれた。
  • 最初「何この裏声ばっかの曲」と思ったが、違和感が転換して無茶苦茶ハマった。8センチシングルを購入。カップリングは「レット・ラヴ・ルール」だった。買ったときのことを今でもしっかり覚えている。
  • アース・ウインド&ファイアーの「that's the way of the world」が下敷きになっている。
  • 照明にこだわったミュージックビデオがカッコよかった。

(Everything I Do) I Do It For You / ブライアン・アダムス


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