最近U2のライブを観て、その圧倒的なエネルギーとエモーションにノックアウトされた。何回目のKOだろう。
初めてU2をまともに聴いたのは高校の頃で、好きになったのは大学に入ってから。それから20年以上経つが、未だに聴くたびに発見がある。
今回は「まさに今」聴きたいU2の名曲を8曲選んでみた。
- U2 - New Year's Day
- U2 - Where The Streets Have No Name
- U2 - Walk On
- U2 - Sweetest Thing
- U2 - Staring At The Sun
- U2 - City Of Blinding Lights
- U2 - Stuck In A Moment You Can't Get Out Of
- U2 - With Or Without You
U2 - New Year's Day
アルバム「WAR」からの先行シングルとして83年1月にリリース。UKシングルチャート10位、ビルボードでも初めてチャートインし53位まで上がった。もともとはボノの奥さんへのラブソングだったが、ポーランドの政治運動についての歌詞に変更。
直線的なリズム隊、奥行きを与えるエッジのギター、ボノの直情的なボーカルが最高な曲。初期U2サウンドを象徴する曲。
毎年新年にこの曲を聴く人は多いはず。
U2 - Where The Streets Have No Name
87年のメガヒットアルバム「ヨシュア・トゥリー」のオープニングトラックで、アルバムからの三枚目のシングル。
ビルボード13位、UK4位などヒットした。
高揚感のあるボーカルとリズム、エッジのディレイを利かせた高速カッティング。今となっては「いかにもU2」なサウンドだが、アルバムセッションの半分はこの曲の完成に費やされ、相当な難産だったようだ。
そういう耳で聴くと、真面目に弾いたらベースのリズムが難しそう。
U2 - Walk On
00年発表のアルバム「All That You Can't Leave Behind」からシングルカットされた。
いわゆるポップ3部作のあと、再びプロデュースをダニエル・ラノワ、ブライアン・イーノに戻し、スケールのでかい感情豊かなサウンドに。メロディはこの時期非常にポップでキャッチー。
スー・チー女史に捧げた曲とされる。ミャンマーでは放送禁止に。
02年にグラミー賞のレコードオブ・ザ・イヤーを受賞。
U2 - Sweetest Thing
87年発表。Where The Streets Have No NameのB面曲。その後ベスト盤のために再録音され、98年にシングルとして再リリースされた。
ビルボード63位。
奥さんの誕生日をすっ飛ばしたボノの謝罪の曲。平和な雰囲気のビデオクリップが良く出来ていて、ボノの奥さんは勿論、ボノやエッジの兄弟まで登場する。
昔からずっと好きな曲。
U2 - Staring At The Sun
97年のアルバム「POP」からのセカンドシングル。ビルボード26位とヒット。
アルバム「POP」は、フラッド・ハウィーBらがプロデュースし当時のクラブ系の音が取り込まれているが、この曲はどちらかというと従前からのU2に近い。
ざらついたギターのストロークがかっこいい。
U2 - City Of Blinding Lights
04年の「How to Dismantle an Atomic Bomb」からの4枚めのシングルカット。
ボノの奥さんに向けた内容が中心。「Where The Streets Have No Name」を00年代向けにアップデートした感じのアレンジがとてもかっこいい。エッジのギターフレーズ!
最近、YouTubeでパワフルなライブバージョンを観て、更に好きになった曲。
U2 - Stuck In A Moment You Can't Get Out Of
00年の「All That You Can't Leave Behind」からのセカンドシングル。オーストラリアのロックバンドINXSのマイケル・ハッチェンスに捧げた曲とされる。生き急ぐ若者をたしなめるようなボノの歌い方が印象的。優しい歌だ。
U2 - With Or Without You
87年の「ヨシュア・トゥリー」からのリードシングル。ビルボード1位。80年代を代表する1曲であり、U2の代表曲のひとつ。
穏やかな導入部からエモーショナルな盛り上がりを迎える構成、圧倒的な存在感のエッジのギターワーク、ボノの迫力あるボーカル、U2サウンドの極みだろう。
いつ聴いても感動と、新たな発見がある名曲だ。