solid bond

never a dull moment

96年の名盤

  • 朝から雨が降っていて、梅雨っぷりを実感。白い世界を見ていたらサニーデイ・サービスを聞きたくなり、96年の傑作「牛」を聴いている。サニーデイ・サービス
  • 俺が大学生だった頃に出たアルバム。凄い記憶に残っていて、発売日、生協に3枚しか入らなくて、昼までに全部売り切れちまった。全て半径5メートル以内の友人が買っていた。
  • 「星を見たかい?」が凄く好きだ。「悲しい調べに乗せて夜は過ぎていく、心の扉を叩いてくれないか」「僕のギターは幾つか良い曲を知っている。踊るあの娘に合わせ夜通し奏で続ける」・・・素晴らしいフレーズが沢山出てくる曲。サビ後のブレイクも堪らない。他にも「baby blue」や「枯れ葉」「そして風は吹く」「旅の手帖」「雨」・・・みんな良い曲だ。
  • 「NOW」のCM起用もあり、もっと売れるかな、と思ったが爆発的なヒットには至らなかった。「愛と笑い」からこのアルバムに至る時期ってのはサニーデイ(と、その周りの人間)にとっては勝負をかけているタイミングだったと思う。傑作を生み出したがブレイクには至らず、その後は迷作「24時」を発表した後、ソカベのソロ的な色が深まっていく。
  • サニーデイのアルバムの中で順番をつけるとしたら?

1位 サニーデイ・サービス
2位 MUGEN
3位 東京
4位 愛と笑いの夜
5位 24時
6位 若者たち
7位 LOVE ALBUM

サニーデイ・サービスMUGEN

  • 上二つの完成度の高さは誰もが認めると思う。「東京」「愛と笑い」はいろいろな思い出が詰まった作品だ。「24時」は暑苦しいアルバムで現在のソカベのソロ活動に近い雰囲気。「若者たち」はよく聴いたが当時の渋谷系の作品の中ではあまりピンとこなかったな、正直。「LOVE ALBUM」はサニーデイのアルバムとは遠い作品。泥臭さが無くなって思春期の終わりを感じた。東京