- アーティスト: Rufus Wainwright
- 出版社/メーカー: Geffen Records
- 発売日: 2004/11/16
- メディア: CD
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まずジャケットにビビる。中世の美女のコスプレをしたルーファス本人なのである。この人の魅力は、こういう自分に対して凄く素直な点から生まれてきてるのだと思う。自分の感性や感覚をスリリングなバランスで表に出していける。美しくセンシティヴなメロディーラインや自分のセクシャリティに率直な歌詞は、それを表に出したときの危険を考えていないからこそ作れるモノだと思う。だからこそ非常にリアルで生々しく心に突き刺さってくるのだ。
凄まじく大袈裟で衝撃を受けた前作と比べ、幾分おとなしくなり聴き易くなっている。サウンドに圧倒されるというよりも包み込まれる感じになっている。ジャケットから思料すると「one」が男性的、「two」が女性的なアルバムということか。
出せば必ず傑作。天才だ。