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• 村上ドラゴンの透明ブルーを読み終えた。面白い小説だったんだな、と今頃気付く。中盤までの風俗描写は正直後半に至るまでの過程としての効果しかないのだが、鮮やかに停滞している雰囲気が良い。自分が生まれた頃って、まだアメリカに凄く憧れがあったんだね、日本。

• 陽水のベストを図書館から借りてきて聴いたんだが、非常につらかった。もっとクールな音かと思ったら、凄く歌謡曲なアレンジだ。メロディーはともかく音に耐久力がない。そんなわけでリハビリとして細野晴臣の「HOSONO HOUSE」を聴く。かっこいい。
• 細野って、年代的にも金的にも、きっとドラゴンの「透明ブルー」と同じようなラリった青春を送ったんだろうなあ。

• 金原ヒトミの「タチバナさん」という文章を読んだ。映画通みたいなことが書いてあった。とりあげられてたのが「キル・ビル」と「ダンサー・イン・ザ・ダーク」だった。戦略としたら凄い確信犯だ。・・・・賞取ったのはホントこいつかよ。