平成、伝説となったラーメンを振り返る
1.とんとん
キングオブ「麺」。スピリッツオブ市川三郷(店の住所は実は田富だが)。喪失感は令和まで続く。
2.夢乃屋
山梨では異色の本格的なラーメンだった。味の完成度は非常に高かった。もう一度喰いたい。
3.禅
20号、竜王に突如現れ消えていった本格的二郎。まさに伝説。歩いて行ける場所に二郎があった奇跡。一方でなくなって良かったかも・・。
4.こくぼ家
一時は家系ラーメン3巨頭だった。本格的家系で大黒家や山岡家あたりとはレベルが違った。混んでたし、なんで終わったか全然わからん。
5.ラーメントーク
竜王の素朴な一軒家の家庭的なラーメン屋。2回ぐらい行ったが異世界だったな・・・。
お尾(甲府)美味かった!!チャーシュー!!!
麺屋黒船(敷島)ハイブリッドなラーメン屋
和光(甲府)あの人のプロデュース。美味かった好きだった
味千(豊富)仕事帰りに食った
なかよし食堂(北杜?)すり鉢味噌が美味かった
番外:スマロ(餃子)
ふじ庵(吉田のうどん@竜王)
The Magic Numbers/The Magic Numbers
2組の兄妹で構成される混声コーラスが魅力のバンドで、ヒッピー的なルックスだがイギリス出身。
これは06年に出たデビューアルバム。ベースは牧歌的なフォーク・ロック。同じ頃に大人気だったキングスオブレオンをもう少し骨太にして、サイケなコーラスやメロディの強化を図ったようなサウンドだ。当時UKチャートで7位まで上がった。フジロックにも来た。その後数枚アルバムを出しているようだが、世間的な人気はデビュー・アルバムが頂点だったんだろう。
当時、リアルタイムで買った。地味なアルバムだな、ぐらいしか思わず対して聴き込まなかったが、それから10年以上コンスタントに聴いている。非常に耐久力を持った傑作だ。余計な音があまりなく、ボーカルもメロディもそんなに存在感がないのが良いのかもしれない。
こういう隠れた名盤って、70年代あたりまではしっかり発掘されて再評価されているが、80年代以降はあまり掘り起こされていない。音楽の聴き方が変わった今こそ、タナソウや坂本麻里子氏あたりがしっかりまとめてカタチに残してほしい。
twice removed / sloan
グランジ末期にデビューし、パワーポップバンドとして大御所の地位を築いたカナダの四人組バンドSLOAN。
これは94年の2ndで、カナダで非常に評価が高いアルバムだ。
ちなみに当時、俺は高校生だったが、このアルバムの存在に全く気づかず。この年はブラーのパークライフ、BEASTIE BOYSのIll Communication、JEFF BUCKLEYのGrace、BECKのMellow Gold、OASISのDefinitely Maybeが出ていて、まさにお祭り騒ぎ。
この作品は、そんな最中では非常に地味だが、時代を越えた耐久性を持った名盤だ。
演歌にならずフックを利かせるメロディ、ロックの機微にふれるギターのコード・カッティング、キースムーン的なドラムとベースのバタバタ感。全部足しこむとシナジー爆発。これぞバンドだ。
名曲揃いだが、ダントツに好きなのが最後の「i can't feel it」。素朴なアレンジと完成度の高いメロディーが抜群な「俺の」90年代を代表する一曲。スローンはこの後のアルバムも好きだが、1枚選べと言われたら、「i can't feel it」が入っていることで、この作品を選ぶ。
big band bossa nova/クインシージョーンズ
- アーティスト: クインシー・ジョーンズ,クラーク・テリー,フィル・ウッズ,ポール・ゴンザルヴェス,ローランド・カーク,ラロ・シフリン,ジム・ホール,クリス・ホワイト,ルディ・コリンズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2003/04/23
- メディア: CD
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マイケルジャクソンのスリラー等のプロデュースで有名なクインシー・ジョーンズ、1962年の大傑作だ。全編ボサノバヒット曲。無茶苦茶ヒップでおしゃれだ。
一曲目の「soul bossa nova」は、オースティン・パワーズのテーマ曲として、誰でも間違いなく耳にしているはず。おっさんから子供まで、聴けば間違いなくテンションが上がるスーパーチューンだ。
Quincy Jones - SOUL BOSSA NOVA
個人的には90年代を思い出す作品だ。この種の発見が得意だった「渋谷系」や週3回は通っていたタワーやHMV。あの頃は自然にいろんな音楽が耳に入ってきたな。別にクインシー・ジョーンズやボサノバが好きじゃなくても、入るべきものは入ってきてた。
最近のシーンには深みが感じられないと思う。って思うのは俺だけ?
小沢健二の新作について
Ozawa Kenji Iigurakatamachi Azabudai Yabu Soba Mae 小沢健二飯倉片町藪蕎麦前
小沢健二が久しぶりにアルバムを出す。
5日の夜、本人が生チャットに登場し
新作は
・Coming relatively soon
・すっごい感じ
・ぶっとんだやつ
との話があった。
https://natalie.mu/music/pp/kenjiozawa02
最近のシングル数枚から想像するに、凄まじく熱量がこめられた迫力満点のアルバムになることは間違いない。
youtubeの告知動画と合わせてリリースされた「強い気持ち強い愛」のザクザクしたバージョンも、「ソウル」と呼んでいいぐらいの熱苦しさで、カーティス・メイフィールドばりのワウギターが鳴りまくり、爆音で聴くとものすごい迫力。
これを今リリースすることから、新作に対する小沢氏の漲る自信を感じることができる。
アルバム、4月30日か5月1日のリリースと予想する。
C.M.B/ カラーミーバッド
懐かしいやつ。
CDはとっくにブックオフに売ってしまった。
俺がまだTVKの全米トップ40を毎週見ていた頃の大ヒットアルバム。
聴くと、全米トップ40を見ていた実家のピアノの部屋とかその部屋にあったストーブの灯油の匂い、毎晩食っていたポテチの油を思い出す。体を柔らかくするために酢も飲んでいた。
オクラホマのコーラスグループ。ヒット曲「i wanna sex you up」「i adore mi amor」は今聴いても凄く良く出来たポップソング。
メンバーそれぞれの歌声に個性があるのも楽しい。
「ギリギリださい」独特の雰囲気があって、俺みたいな田舎の学生にはぴったりだった。当時、あ、今も、本格的なラップはよくわからなかった。
今聴いてもポップで面白い作品だと思う。いろいろ蘇ってくるし。
ZUMA /neil young
グランジ的な歪みをパンク前夜の75年に鳴らしたヤングの「ロック」代表作。
グランジスターがかすむようなダイナミックな音が文句なくかっこいい。
作品としての「味」は抜きにして、ベクトルが振り切れることが多く、完成度にばらつきがあるヤン様だが、このアルバムはどの曲もしっかり作られていて、ロック的な歪みも破綻しない程度に抑えられている。その点で「スリルが無い」という意見もありそうだが、ヤン様の入門編としては凄く良い作品。
ニール・ヤング/ニール・ヤング
1968年発表。 バッファロー・スプリングフィールド解散後に発表されたニールヤングのソロデビュー作。
あまり語られることがない作品だが、素朴でニールヤングの内面が伝わってくる良作だ。
アコギ中心で基本的にはCSNに通じ、メロディアスで、この時代の音らしくサイケな感じもあり聴きやすい。ヒッピー的な緩い感じばかりでなく、ガツガツ前進していく感覚もある。ニール節ともいえる特徴的なギターフレーズはこの時点で確立されている。
曲が変なところでフェイドアウトするのはいただけないが・・・。
ジャケットで損している感じがあるな。「これから」な春に聴きたい作品。
low spark of high heeled boys / traffic
くたびれた。
トラフィックで好きなのは3枚目以降の混沌としたサイケデリックアルバムだ。
疲れた頭に染み入ります。
古い曲ばかり聴いているように読めるかもしれないが、そんなことは無い。
beats1のラジオとかプレイリストとか、行き帰りにけっこう聴いている。流れてくるだけならかなり楽しい。ただ、ちゃんと自分の時間を使って聴くのは昔の音楽が多いな。
after the gold rush /neil young
- アーティスト: Neil Young
- 出版社/メーカー: Reprise / Wea
- 発売日: 1994/06/16
- メディア: CD
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ニールヤングの代表作は、これか、次に出たharvestだ。
俺は、こっちが好きです。
サイケで牧歌的だったヤングの姿はない。アルバム全体に漂うのは、漂白されきって、摩耗されきって、くたびれ果てたヤングの魂だ。
after the gold rush。1970年、全てが終わり、絶望が覆い始めた、この年の雰囲気を象徴している。90年代にレディオヘッドのトムヨークがカバーしているが、「時代の閉塞感」に共感していたんだと思う。
シンプルで良いメロディーの曲が多い。アレンジも少ない楽器ではっきりした旋律でわかりやすい。この後のharvestはちょっとおおげさだ。
カバーが沢山あるonly love break…とか何回聴いても素晴らしい名曲がつまっている。
TONIGHT'S THE NIGHT / NEIL YOUNG
1975年の作品で、関係者2名の死を受けて作られた。
ぼろぼろのニールヤングがテキーラ片手にぶっ飛びながら作った作品として知られている。
強烈にリアルで生々しく、まじめに聴くと疲労感が半端ない。
ヘビーなリズムとゴールを目指さない緩い演奏、マイクとの距離感が強烈なボーカル、これこそ本当の意味でパンクアルバムだ。
ただ、混沌とした中で奏でられるギターソロ、荒れた声の歌メロは非常にメロディアス。鎮魂歌として聞き手にわかりやすく届いてくる。
体験型の名作。ただ普段聴きたいかというとちょっと。
On the Beach / ニール・ヤング
Weezer (Teal Album)/weezer
最近精彩を欠いているWeezerの新作は、80年代を中心としたヒット曲のカバー。
非常に趣味性の強い企画モノだ。
weezerらしさや楽器の新解釈はほとんど無くまるでコピーだが、迷いなく・潔くやっているので、聴いているとこっちもだんだん楽しくなってくる。
特に好きなのは2、3、4、7、9、10です。
80年代って、俺の中では昭和ど真ん中のイメージなんだよな。
元号が変わることもあり、80年代の楽曲を聴くとセンチメンタルな気持ちになってしまう。
今年はやはり一つの時代の終わり。盛り上がりと寂しさを同時に感じる1年になりそうだ。
正直、大したことない作品だが、アルバム1枚聴くと、それぞれオリジナルを聴きたくなります。で、各自でそれぞれの昭和祭が始まる、と。