solid bond

never a dull moment

2025年の終わりに。ダイヤモンド富士と、音楽と、サ旅を振り返る。

2025年12月31日。今年も終わりだ。

今日は朝からダイヤモンド富士が見られるスポットへ向かった。富士川町山中の村の高台。富士山の頂上から朝日がスッと立ち上がる一瞬をみんなで待つ。元旦の朝は忙しいので、2025年トリの日の出を見に来た。

 

そこそこの寒さの中で、空がじわじわ明るくなってくる。ざわついていた空気が少しだけ静まり返り、いよいよ光が富士山の背後から届き始める。瞬間、富士山のてっぺんから朝日がまぶしく弾ける。一斉に切られるシャッター、スマホのカメラ音。

光のエネルギーを改めて感じた。暗かった世界が一気に色づくのがサイケで良い。

例年は白山の八王子神社まで登って、甲府盆地越しに富士山を眺めながら朝日を迎えていた。まるで山梨で自分ひとりだけが朝日を独占しているみたいな、不思議な孤独感が良かった。森の音がやけにクリアに聞こえてきて、ちょっとサイケデリックな気分になる。今年は熊のニュースがヤバかったので、安全策を取った。まあ、ダイヤモンド富士も見たかったし、満足だ。

 

その後は午前サウナ。熱波の中でぼんやり一年を振り返る。

やっぱり自分の中で一番大きかったのはオアシスの来日だった。去年の秋に発表されてから、本番の10月まで、オアシスずくしの一年だった。あらためて聴いてみると、パンクをサウンドのベースにしつつ、グラムやロクセットとかワム!レベルの分かりやすく強いメロディーでまとめた感じで、よく「ビートルズ直系」と言われるけれど、あまり。むしろピストルズジーザス&メリー・チェインの匂いの方が濃い。OASISの個性は、リアムの歪んだボーカル、ノエルのソングライティング、この二人の化学反応こそがオアシスだと再確認した。ライブも楽しかったし、その前後の飲み会含めて、全部ひっくるめて「イベント」として最高だった。

 

フジロックにも金曜日だけ参加した。やっぱり1日参加はラクだ。今年は久々に「お祭り感」が戻ってきた印象だ。昔のように海外の大物がトリ前・トリを務めるフェスとはまた違う姿になっているが。グリーンステージには、もう少しレジェンド級にも来てほしいな、と思いつつも、全体の雰囲気で相当楽しめた。サーカスとか豪華だった。

 

旅もいくつか。名古屋のウェルビー栄には泊まりで訪れた。ここは「泊まるサウナ」として完成度が高すぎる。サウナ、休憩、食事、寝床——全部のレベルが高い。

仙台のサウナ、キュア国分町も良かった。正直普通の施設だが、総合力が素晴らしい。飲み会含めて旅全体が楽しかった。仙台にまた行くなら、またここに泊まりたい。

草津にも30年ぶりぐらいに訪れた。二日くらいかけて歩き回ったけれど、観光地化が進みすぎて、建物とか街の奮起は微妙な感じになっていた。それでも温泉そのものや湯畑、賽の河原の雰囲気の良さは相変わらず。

 

音楽の聴き方も、だいぶ変わった一年だった。Apple Musicのラジオを流しっぱなしにすることが多くて、クラブ系チャンネルをBGMにしたり、余裕の無い朝はチルをかけたり。マット・ウィルキンソンの番組もよく聴いた。AI主導のプレイリストより、ある程度人力(知らんが)のラジオの方が面白い。自分の好きそうな音楽ばかりかけられてもつまらん。

BBCが日本から聴きづらくなってしまったのは残念だった。定期的に聴いていた番組もあっただけに喪失感は大きい。

日本のラジオも、洋楽をしっかりかけてくれる番組が減ってきている。渋谷陽一の訃報もあり、日本のラジオは転換期にあると感じた。

 

そんな一年を思い返しながら、年の最後の朝日を見た。
音楽やサウナや旅が日常を支えてくれた一年だった。