インターネットに蔓延する「神見出し」症候群
最近コメントで終わるクソみたいな見出しばっかだ。
たとえば「Gemini、新バージョンをリリース!『神様みたいなAIアプリ』」。
言ってることは「GoogleのAIアシスタントがアップデートされました」だけの話だ。
でも、そこで読者のコメントを引っ張り出し、感情的ワードで飾る。
権威も共感もある風に見せる、典型的なクリックベイトだ。
もちろん、その“神コメント”は記者が都合よく拾ってきた(?)一言にすぎない。
「クソライターが増えた」と嘆く声も当然だろう。
ただ、これを全部ライターのせいにするのは少し違う。
俺はむしろ、現代ネットメディアの構造的な病気だと思っている。
ほとんどのウェブメディアは、記事のPV(閲覧数)が広告収入を決める。
PVが稼げれば金になる。だからライターも編集も、質や正確さより「いかにクリックさせるか」を最優先に動く。
結果、見出しはどんどん煽りに寄る。感情的な単語や、読者コメントの引用が乱発される。
彼らは「クソ」な見出しを書きたいわけじゃない。書かざるを得ない環境に押し込まれているのだ。
問題は、不快さだけじゃない。
見出しと内容の乖離は、情報の信頼性を確実に削る。
「神様みたいなAIアプリ」という見出しに釣られて読んでみたら、拍子抜け。
その失望は記事だけでなく、AIサービスやメディア全体への不信につながる。
俺たちが本当に求めているのは、過剰に飾られたキャッチコピーじゃない。
欲しいのは、コスパが良く、正確で、ちゃんと信頼できる情報だ。
特にサッカーメディアが駄目だな。00年ぐらいにかけて非常に面白い文章が多かったんだけどな。