solid bond

never a dull moment

風と共に去りぬを観た。キツかった。

午前十時の映画祭で、初めて『風と共に去りぬ』を観た。

 

上映時間は4時間近く。言わずと知れた名作だし、古典への敬意もあって期待していたのだが、正直かなりキツかった。

 

まず、主人公のスカーレットがとにかく自己中心的。周囲の人間がどれだけ迷惑を被ろうとお構いなしに、自分の欲望と都合だけで突っ走っていく。その強引さに振り回され、協力者たちは次々と不幸に見舞われる。最終的には、子どもや唯一の良心だった登場人物までもが突然命を落とし、バタバタと物語は終焉へ。ドラマチックというより、あまりに無情で、不条理さばかりが印象に残ってしまった。

 

前半の映像美や南北戦争を背景にしたダイナミックな展開にはそれなりに引き込まれた。だからこそ、後半に進むにつれ漂い出す違和感や虚しさが余計に際立ってしまった。「ティファニーで朝食を」なんかもそうだが、昭和初期に“名作”とされた作品の一部は、現代の感覚からするとその魅力がなかなか掴みにくい。時代背景を理解しているつもりでも、感情移入できないまま、もやもやだけが残ることがある。

 

スカッと話が終わる平成のハリウッド大作を観たくなった。