solid bond

never a dull moment

Power Corruption and Lies / New Order

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1983年のニュー・オーダーとしては2ndアルバム。

80年のイアン・カーティスの死から2年後の82年に製作された代表作のひとつ。キーボーディスト(ギリアン)をメンバーに加え、パンク・ニューウェイヴにクラブミュージックを加えた、今に続くニュー・オーダーサウンドを定義付けた一枚。

とはいえバーナード・サムナーの歌声には陰があり、後のニュー・オーダーのカラフルでポップなイメージとは大きく異る。サウンド的にもクラブ・ミュージックを纏っているが、パンクっぽい尖った感じが顔を出す。ジョイ・ディヴィジョンと「いわゆるニュー・オーダー」の間の子のような感じだ。

60年代ロックの雰囲気も引き継いだ非常にロック的な作品。「いわゆるニュー・オーダー」があまり好きでない人も虜にする「美学」を感じる素晴らしいアルバムだ。