solid bond

never a dull moment

ヴァンフォーレ甲府VSFC琉球

youtu.be

お盆休みに素晴らしい試合を届けてくれた。水曜日の試合は非常に楽しい。

 

先発に中村、太田、荒木、関口、長谷川の若手が名を連ね、さながらヤングVFK。現場監督は勿論不惑山本英臣

最も輝きを放ったのは現法大、来年のルーキー長谷川。失礼ながらどこにでもいそうな大学生のルックスだが、ボールのもらい方、ドリブルの切れ、シュートセンス、コーナー、全てにおいて「こりゃ何か違うぜ」と素人にもわかる素晴らしさ。

前半25分ぐらいの山本からの最高のパス→ラファエルの素晴らしい落し→長谷川のスライディングしながらのシュートの場面は、出来の良い若手に花を持たせようと裏で支店長と役席が暗躍する「良い企業」のあるべき姿と同じものを見た。

太田は早くも3点目。出番が限られている中で積み重ねているのは凄い。今期10点ぐらいいくのではないか。プレースタイルは違うが、闇雲にゴールを狙う姿に往年の須藤の姿を重ねてしまう。試合後のヒーローインタビューも軽快で、引退後は間違いなく解説者の役割も引き継ぐだろう。

中村もガツガツボールを奪いに行き、2点目の起点になるプレー等良かった。中村→関口→太田とワンタッチで崩しきったプレーはこれまでの甲府ではなかなか観ることは出来なかった。

相変わらず5バックでほとんどの時間ボールを持たれていてストレスは溜まるが、この試合、割とラインが高めでオミがボランチのようなポジションを取る時間もあった。少しは良くなっていると思いたい。

長谷川、関口、中村、中塩が躍動する来季は素晴らしい1年になるだろう(おそらく、何人かは1年で引き抜かれるだろう)。今年は来年のための助走期間かもしれないが、着実に順位は上がってきている。一段上のステージを自分らの力で引き寄せてほしい。