solid bond

never a dull moment

ありがとう岡田ジャパン

日本代表の冒険が終わった。妙な達成感と納得と、もう少し見たかったという気持ちが入り混じる。
内容的にはベスト16レベルかどうかなんともわからん試合だったが、決勝トーナメントに入り点が必要とされる場面で、中村憲という刀を抜き、またこの大会での新たな一面(前に戻った、ともいえる)を垣間見せた、そしてそれがけっこう期待を与えてくれるものだっただけに、もう少し冒険を見たかった。これは皆けっこうそう思ったんじゃないか。
日本人はキャプテン翼とかジャンプが根底にあって。「勇気・友情・団結」にガツンときてしまう。今回の岡田ジャパンはなんだか分からないうちに大バッシングから「勇気・友情・団結」にシフトしていた。クールな中澤やはっきりしない感じの中村俊から、長谷部、大久保、松井にチームの主導権が移り、闘莉王も全く浮かなくなって、遠藤あたりもしっかりその雰囲気に飲まれて・・・という感じか?マスコミも巧妙だったのか、俺らもすっかりジャンプ的ストーリーにガツンとやられてしまった。終戦までジャンプ的な試合!!テレビの前で涙をキラリとさせてしまったのは俺だけではあるまい。

選手だけでなく俺らクラウドも抜けた感じがある。これから4年間どうすればいい?今回のW杯でいろんな意味で「高い試合」をまた知ってしまった以上、国内の親善試合やつまらないアジアでの戦いに盛り上がるのは凄く難しい。今回の4年間、代表はそれに悩み続けた。Jも局地的な盛り上がりはあるがなかなか広がっていない感じ。すべてのサッカーに携わる人間に、ちょっと腰を据えて次の4年間について考えてもらいたい。

ウルグアイの選手が駒野になんか言っていたけど、ソースはよくわからんが「お前が外したPKは俺がスペインのゴールに叩き込むから」みたいな感じだったらしい。かっこいい・・・。まさにキャプツバの世界じゃないか。