solid bond

never a dull moment

佐野元春「sweet soul,blue beat」ツアー

仕事を無理やり終わらせ、東京エレクトロン韮崎文化ホールへ行ってきた。佐野元春を見るのは2回目。ロッキングオンのカウントダウンで初めて見たときは、声は出てない、動かない、体は凄く重そうで、「俺が中学・高校の頃LDで見たモトライオンの最高のライヴはどこへ行ったの!!」とマジでがっかりした。今回、まさかの山梨・韮崎公演が決まったときも、再びガッカリするのかな、というイヤな予感があった。でも、滅多に無い機会だし・・・。
当日券で東エレホール入り。チケットはほぼ完売。当日券は好きな場所が選べた。なぜかほぼど真ん中に二つ空席があり、迷わずそこを選んだ。俺の横は最後まで空いていて、広い空間でじっくり見ることが出来た。何より、真正面に佐野氏がいたため、まるで俺に歌いかけているかのように観れた。最高の席だった。音も良かった。
思った以上に年齢層が高く、50代以上が2割、40代が5割、30代が2割、ガキも含めたその他が1割という感じ。スーツ姿は俺ぐらいだったんじゃないか?皆今日のために仕事を休んだのだろうか。夫婦できている客が多かった。
まるでヴァンフォーレの応援のように、静かに始まり、じょじょに大きく盛り上がるという山梨独特のウソの無い盛り上がり。非常に好印象。俺も含めたオッサン達の興奮が自然に高まっていく感じが素晴らしかったと思う。佐野氏がどう思っていたかはわからんが・・・。他の公演より曲数少なかったし。ハートビートやって欲しかったな・・・。
そうそう、演奏。ホント素晴らしかった。ホーボーキング・バンド、というより腕利きスタジオミュージシャンの集団であるバックバンドが、つまらん音を鳴らすはずが無い。シータカの圧倒的なドラムを軸に、ギターの佐橋氏が非常に多彩な音を鳴らし、山本拓男が割りと若々しく動き、KYONも年齢不詳で良かった。パーカッションやコーラスも凄く良かった。そしてモトライオン。ミックジャガーのようにツアー前に鍛えたのだろうか、なんだか凄くキレのある動き。声も凄く良く出ていて、カウントダウンで見た元春とは別人のようだった。カリスマと同時に親しみやすさも感じて、ヒトの良さが滲み出ていた。MCも面白すぎ。コメディアンのような時間帯もあった。とにかく素晴らしかった。

3時間のステージ。濃密。ひとつのフェスに行ったような達成感があった。マジで。これだけ素晴らしいと、早く次が見たくなる。「ジャスミンガール」「誰かが君のドアを叩いてる」「クエスションズ」「SWEET16」「経験の歌」「ナポレオンフィッシュ」「ジュジュ」あたりも聴きたい。フィッシュやデッドみたいにずっとツアーをやっていて欲しい!!!

以下、当日の曲リストになるので観たいヒトだけどうぞ。
1:グッドタイムス&バッドタイムス
1STの名曲から予想外の立ち上がり。改めて良い曲だなあと思った。
2:アイム・イン・ブルー
3:マンハッタンブリッジにたたずんで
4:シュガータイム
まさかコレをやってくれるとは・・・。
5:7日じゃたりない
ビートが効いていた。
6:ドライブ
7:ヤング・ブラッズ
あのクリップを思い出した。ウェラーのことはどっちでも良くなった。最高。
8:ワイルド・オン・ザ・ストリート
すげえかっこよかった。visitorsからもっとやって欲しかったな・・・。
休憩
(HKBインストルメンタル
9:君が気高い孤独なら
良かった。ツアータイトル曲だもんな。
10:荒地の何処かで
11:黄金色の天使
12:レイナ
13:恋しいわが家
シンプルでかっこよかった。
14:観覧車の夜
15:君の魂、大事な魂
the sunの名曲。イントロがかっこよかった。
16:ワイルド・ハーツ
音が鳴った途端ノックアウト。一番好きな曲かも。「全てのなぜにいつでも答えを求めてたあの頃、いつか自由になれる日をあてもなく夢見てた」涙ぽろり。
17:ロックンロール・ナイト
そしてコレ!!最高でした。LDでみた佐野元春がフラッシュバック。少しだけユーモア。
18:約束の橋
吾郎ソング。生で歌われると歌詞が染みる。
19:サムデイ
何も言うことはないです
20:アンジェリーナ
21:ハッピーマン
22:SO YOUNG
この2曲も凄く嬉しかった。
23:悲しきレイディオ
LDの元春が完全に目の前に!!という感じ。なんか「ああ・・・」って感じで腰が抜けました。
(HKBメドレー)
幸せでした。