solid bond

never a dull moment

the coral / Roots & Echoes

Roots & Echoes

Roots & Echoes

ストレンジとポップの境界を行き来しながら高い評価を確立しつつあるコーラル。本作はタイトルから連想されるように、非常にクラシカルな雰囲気を持ったアルバムになった。
コーラルに、初期の「スケルトン・キー」のような激しさとフリーキーさを期待する人には少し物足りないかもしれないが、凄く安定していて聴きやすく、誰が聴いても楽しめる佳作に仕上がっていると思う。独特の雰囲気、即ちサイケというかドラッグ過剰な感じの音は健在。この部分がこのバンドの60年代ぽさに拍車をかけていて、批判と絶賛の的になっている。
アルバム作品以上に、混沌とロックが加速するライヴを再び見たい。この音がどう表現されるのか。