solid bond

never a dull moment

Waterloo to Anywhere / Dirty Pretty Things

Waterloo to Anywhere

Waterloo to Anywhere

リバティーンズのストーリーには全く思い入れが無かったので、カールとピーターの離縁とか復縁とかどっちでもいいんだが、どちらも素晴らしいロッカーだということは確かで、彼らの作る音楽には非常に興味がある。
ピーターのベビシャンは完全にラリラリのグダグダロックで、小便を漏らしながら歌ってる感じが最高だった。音楽性は違うが60年代後半〜70年代前半のクラプトンみたいだ。一方カールは完全にロックンロールの方程式をこれでもか!と突き詰めた滅茶苦茶かっこいいアルバムを作ってくれた。こちらのクールさは全盛期のミックみたいだ。
こいつらって、キャラクターを裏切らない作品を、しっかりと作っちゃってる。そのせいもあるからこそ、彼らの「ストーリー」が加速しちゃうんだよな。
小粒な佳曲が詰め込まれている。とにかく寸分の狂いも無いほどダンディでクールでセクシーで男前なロックンロールアルバムだ。矢沢、というかジョニー大倉並に、男が惚れちまう素敵な作品。男坂!!
彼にはリバよりこっちの方があっていると思う。