solid bond

never a dull moment

stands / Horse Fabulous

Horse Fabulous

Horse Fabulous

ノエル・ギャラガーの寵愛を受けたUKロックバンド、ザ・スタンズ。先日「スタンズでやることはもう無い」と言い残し、解散してしまった。がっかり。

1STアルバムも素晴らしかったが、この2NDアルバムも、しっかりとしたリズム、あっさりとしてセンスの良いアレンジ、素晴らしいメロディと三拍子揃って最高である。ビートルズを筆頭としたUKの黄金バンドの影響と、アメリカのボブ・ディランやバーズといった連中の影響、その二つが幸福なカタチで結びついたサウンドは、ほとんどのロックファンの耳を楽しませる魅力に溢れている。老獪さと瑞々しさも並列。ハズシも皆無。やたらと盛り上がる所も無いけれど・・・。

こういう、時代とのリンクが薄く、カテゴライズしにくい音楽は売りにくいと思う。ここ数年のどんな流れにも当てはまらない音だ。ノエル・ギャラガーが敏感に反応していたというのは流石。もっと音楽誌でも扱って欲しかった。
惜しむらくは酔っ払って聴いた04年の朝霧のステージ。シラフで聴いていればきっと最高のステージだったんだろう・・・。フロントマンが数年後、ノエルと共同でアルバムをリリース!!なんて、夢じゃなくホントにありそう。