- アーティスト: The Rolling Stones
- 出版社/メーカー: Virgin
- 発売日: 2005/09/06
- メディア: CD
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こういうのを聴くと、ある意味ガッカリしてしまう。ストーンズ、平均年齢いくつだよ。俺が生まれるずっと前から一線で活動している爺さんロックバンドが、未だにこんなに素晴らしいアルバムを作っちまう。正直OASISの新作のクソ倍素晴らしい。音だけ聴けば、若々しさだってOASIS以上だ。なんなんだ。これでいいのか。
前作はダスト・ブラザーズを招き、時代と寝てみた感じのアルバムだった。しかし、今作はどこを切ってもローリング・ストーンズ印のアルバムだ。俺が初めて買ったストーンズのアルバムは「black&blue」だった(ジャケットがかっこよかったから)んだけど、そのあたりのストーンズに近い音って感じがした。出来の良いバラードが幾つもはいっているんだけど、それが「メモリー・モーテル」的な名曲なので、そう感じたのかもしれない。
60年代後半から70年代のストーンズのスカスカした抜けた気持ちよさが蘇っている。これは最近のストーンズの名作といわれている「Steel Wheels」あたりにも無かったものだ。
ロックの旨みが凝縮されてたっぷり包み込まれたアルバム。80年代以降のストーンズが嫌いな人も絶対気に入る。「streets of love」とか、今更代表曲に名乗りをあげそうな曲まで入ってる。どうなってんだ。すげえジジイだ。かっこいい。