solid bond

never a dull moment

サマーソニック05

  • サマーソニックレディオヘッドらが出た2003年以来の参加。富士でやった第1回にも参加しているので、3回目の参加になる。サマソニといえば仕切りの悪さで有名だ。初回のサマソニが環境的に最悪だった。底を知っているだけに、それ以上であればそんなに文句を言うことはない。アーティストをしっかり見れればそれでよい。
  • 朝4時半に起きて千葉へ向かう。寝場所は千葉駅近くのスーパーホテルという所を取った。サービス的にはほとんどがセルフだが、とにかく安い。ワイフと二人で2日泊まったのだが13000円ぐらいで済んだ。一泊一人3000円ぐらい。

  • 幕張に着いたのはちょうど11時頃。駅からメッセまでが暑い。マリンスタジアムに行く気が微妙に失せる。リストバンドをゲット。なんだかリストバンドがしょぼい。式次第は飲み屋のお姉さんみたいな格好をしたギャルからもらった。今回のサマソニは、この式次第配りギャルを初め、ギャッツビーやリットー・ミュージックなどで、派手な露出服を着たギャルが沢山いた。リットー・ミュージックは尻が豪快に出ておりびびった。サマソニもしばらく観ないうちに随分変わったなあ、と思った。

03年にはおそらく無かったと思われるマウンテンステージ。広い。広いんだが、この新人バンドを見るために沢山の人が詰め掛けていて、ステージ近くには寄れず、遠くから眺める感じになってしまった。人気あるんだな。ベースの娘が派手なアクションでバンドをひっぱる。しかしベースの音はあまり聴こえない。ドラムとギターが安定していてカッコ良かった。ギターとベースが最近結婚した(?)らしいが、やたらといちゃいちゃしてウザかった。メロディーが凄く良く、それをしっかり伝えられる技術がある。ベースが女性じゃなかったらもっと生き残れそうなのに。まあ、ベースが女性だったから話題になったことも否めないが。結構良かった。

    • HAL

スリルズがもう少しロック寄りになった感じの音で、アルバムはけっこう楽しめたHAL。演奏も結構良く、オーディエンスも皆楽しんでいるような感じだった。しかし、音が凄い悪くて残念。良さの7割ぐらいしか出せなかったんじゃないか。ソニックステージはやたらと反射音がうるさく、高音はキンキン鳴りベースは響かない。高音で美しいコーラスを決めるHALには不利過ぎる環境。朝霧あたりで見れたら良かったのに。特徴が少ないので長生きできないだろうなあとは思った。気持ちいいサウンドなんだが、これぐらい鳴らすバンドはけっこういる。

    • BLUE-EYED SON

外へ出てビーチステージへ。村田曰く「サマーソニック唯一の良心」とのこと。確かにかなり心地良い場所だった。浜辺にステージが置いてあり、その周辺に出店が出ている感じで、ちょっとしたリゾートのようだ。席を確保しビールで乾杯。しかし陽射しはきつかった。
ブルーアイドサンはサーファー系のシンガーソングライター(?)だ。ジャック・ジョンソンというよりは浜辺のエリオット・スミスという感じで、綺麗なメロディを透明な声で歌う。ギターの音がザクザクなりすぎている感じがしたが、ビールの友として流し聴きするには良かった。歌上手。
終わりごろにODAが到着。ZAZENのステージが始まらず暴動寸前だったとのこと。

村田の今日の一押し。ビースティーズと一緒にやっているイメージが強かったためヒップホップな感じなのかなあ、と思っていたが、もっと泥臭い感じの音楽だった。ビートが効いていて楽しい。凄く起用に演奏をしていた。普通のオッサンなのにかっこいい!3曲ぐらいで微妙に飽きてきたけど。途中でTEARSの場所を確保するため切り上げた。

2曲程聴いた。2003年に観たときより演奏は凄く良くなっていた。しかし客の盛り上がりはイマイチ。新作があまり良くなかったのだろうか。とりあえず門外漢だから良くわからない。終わると一斉に皆が前に突っ込んで一時ヤバ目の雰囲気になった。最前列手前のステージ向かって右側をゲット!なんかデカイ男が多くてビビるが良い場所を取れた。

今回のサマーソニックの一番の目的はコレ。黄金コンビブレット&バーニーの復活だ!念入りにサウンドチェックをしていたため(キーボードから音が出ていなかったみたいだ)、待ち時間が長くつらかったが、二人がステージに現れたら全てがぶっ飛んだ!いきなりバーニーは決めポーズ連発!これだけロック的なアクションがかっこよく決まるギターヒーローも今や珍しい。少女漫画から飛び出してきたかのような感じだ。笑っちゃったけど。少し腹と胸の肉付きが気になったけど。一方、ブレット・アンダーソンはサングラスをかけて登場。数日前にオヤジが亡くなったらしい。一時は来日も危ぶまれたが来てくれて本当に良かった。途中、「オヤジに捧げる」といって曲を歌うシーンもあった。感動的だったな。そんなこともあってか、ブレットの気合は凄まじく、演奏はやたらと熱いものになった。最前列はもみくちゃだ。まさかTEARSでこんなにも押しつ押さつが展開されるとは。何人かに体当たりを食らわされ、そして何人かに肘打ちを見舞った。「LOVERS」が終わる頃にようやく落ち着いてステージを見れるようになった。途中ゲロ吐きそうになったよ。
ブレットの体操のお兄さんアクションは凄かった。「さあ!手を叩きましょう!」とか足を思いっきり開脚してのシンギングとか。バーニーの尻フリギターもかっこよかった。回転も出た。また、チャゲアス並に二人が同じ方向を見て歌う、ってのもあって良かった。笑えた。
演奏も勿論素晴らしかった。音も良く出ていた。ドラムやベースが安定しているからこそ、二人のスターが自由にやれるんだなあと実感した。
今のロックにない娯楽性やカリスマ性を含んだステージ。至福のライヴだった。スウェードナンバーを一切やらなかったが、そんなもん要らない!(やってくれたらそれはそれで嬉しいけど・・・)是非今後も二人で続けて、また来日してほしい。そのときはバーニーのソロコーナーも作って。
アルバムのコマーシャルな音とは全く違う非常にロック的なサウンドだった。家帰ってアルバム聴くと物足りない。2NDはナマナマしい音で作ってほしい。最高のライブだった。
The Asylum
Lovers
The Primitve
Imperfectin
The Ghost Of You
Autograph
Brave New Century
Refugees
Two Creatures
Apollo 13
Beautiful pain

TEARS終わるとガーっと人がいなくなって、一気にスペースが出来る。とりあえず一杯やってからイアンだ。ダラダラ観るつもりだったが、いきなり鳴らしたのがアドアード。演奏が凄く良くて、カラオケにはピッタリ。大声で熱唱。人が少ないので踊れる、ガッツポーズまでかましてしまった。しかしすげえよ!めちゃくちゃ歌下手だ!!噂には聞いていたが、予想をはるかに上回るヘタクソさ。どうしてコイツがロックスターとして今までやってこれたのか凄い不思議。緩いジャージを着ていて凄いデブに見える。たまにやるバンザイみたいな独特の「アゲろ!」ポーズやサルみたいな動きが可笑しすぎる。ところどころブルース・リーも入っており、なんか太極拳をやっているようだ。「元気ですけ!元気ですけ!」と連発していたMCもブサイク爆発で最高。大笑い。翌日まで真似しまくった。とにかく全てがブサイク。そこが良いのかもな。存在感は確かにあった。ローゼスの曲は、made of stoneとかwaterfall等一作目から5曲ぐらいやったと思う。そのたびに熱唱が起き、ソロになるとみんな黙って耐えるという凄いステージだった。ストーンローゼスの偉大さを痛感。曲が鳴れば、黙ってなんか要られない。ソロ曲やらないでローゼスだけやってくれたら最高のステージだったかも。ソロ曲最悪だった。

  • その後、イアンを途中で逃げ出した村田やODAと合流し、フジヒコも加わり、一杯飲もうという話になった。村田のミクシィ友達タケダさんも合流。1時間ぐらい酒を飲み笑いながらトーク。部屋に23時過ぎに帰り、サッカーの結果を見て爆睡。楽しかった。
  • 翌日に続く。