solid bond

never a dull moment

マンガに感動

  • 今週のモーニングの読みきりマンガ「宇宙人かよ!」に感動。なんでかよくわからんがとても感動。良い話だ・・・。グランジ以降の90年代ピープルが心から欲しがっているものがこのマンガには表現されていると思う。俺も宇宙人見て爆発的に何かに取り組んでみたいよ。90年代って、何度も言うように「絶望の時代」なんだよね。先が見えない。何をやっても心が満たされることが無い。つまんねー、とか虚しい、とかウザイとかって共通言語。そういう空虚な雰囲気の中で、シニカルや無関心やクールを装うことがかっこいいと思っている人が多かったと思う。少なくとも僕はそうだった。ただ、そういう「気分」の中で、凄まじく何かに夢中になっている人間を常に羨ましく思ってきた。「どうでもいいからラクに生きたい」というのは人生のモットーだったが、ひとつの物事に希望を持って打ち込むことの美しさといったら他に比べるものが無いだろう。その先に絶望があったとしてもだ。その先の絶望をやたらと重視して悲観し諦めるのが僕ら。何かに打ち込む人間は眩しい。そういうわけで、「宇宙人かよ!」は優れたマンガ。例え作者の意図が別の所のあろうとも、僕はこのマンガを90年代人間の求めるファンタジーとして読み、感動した。