- アーティスト: G. Love
- 出版社/メーカー: Umvd Labels
- 発売日: 2004/10/12
- メディア: CD
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3曲目あたりを聴いていると、随分メロディアスに、聴きやすくなった感じがするが、生音をザクザク鳴らす感じ、基本的には何も変わっていない。借り物ブルースを下地にし、マリファナをキメまくったヨレヨレサウンド。抜けまくってる。この抜け具合が合うか合わないか、G.Loveを聴けるかダメかは全てそこにかかっている感じがする。ほとんどの曲が同じヴァイブで作られているので、一曲目を聴いて良ければアルバム一枚楽しめるだろう。
昔は「G.LOVEは偽者だ」とよく非難を集めていた。何がマガイモノなのか僕にはよくわからない。ヒッピー的な雰囲気が時代に合わなかったということだろう。ここ2〜3年は、思想に拘らず、良い音・気持ち良い音をとにかく聴ければ良いという風潮が強まっていて、この手の音楽をしっかり楽しめる下地が出来ている。僕も10年ぐらい前は雰囲気モノとして聴いていたが、今は自分のリズムをつくるために聴いている感じがする。それだけ年をとったということか。G.love自身も腰を落ち着けてリラックスして音楽を楽しんでいる感じがする。彼自身も、ようやく演ってる音楽と年齢が合い始めたということだろう。