solid bond

never a dull moment

ポール・ウェラーの「it's written in the stars」をプロデュースし、ウェラー支持者に高い評価を獲得した、元アドベンチャーズ・イン・ステレオのサイモン・ダインを中心としたユニットの2NDアルバム。ポール・ウェラーが2曲に参加、渋い歌声を披露していることで話題になった。

「it's written in the stars」を気に入ったヒトなら間違いなく惚れこむ音だ。いなせで洒脱な雰囲気、そう、ちょっと前の「おしゃれ」な感じの雰囲気、スウィンギン・ロンドン!カーナビーストリート!!って、田舎者の僕は叫びたくなる。初期のスモール・フェイセズを思わせるキーボードの音色やのったりしたグルーヴは、サンプリングをベースとした新しいモッズサウンドとして、ウェラーが御気に召すのも凄くわかる。ただ、時代とは全く絡み合うことはないだろう。30代以上が聴くクラブミュージック。それ以下の人間は、今は失われてしまった古きよき時代を、追体験するために聴いて欲しい。

映画「オースティン・パワーズ」のサントラとしてそのまんまいけそう。あの映画の雰囲気や音が好きなら、浸れるアルバム。
僕は気に入った。ウェラーも楽しそう。