solid bond

never a dull moment

そんなわけで読んでもないのにブーブー言ってた「蛇にピアス」。読んでみました。30分で読めた。クソだね。こんなもんが芥川賞を取ってしまうなんて。そもそも芥川賞ってどういう賞なんすかね。20歳の娘が妄想膨らまして書いた凡作。得るものは何もなし。小説家ってのは自意識過剰じゃないとやっていけない仕事だと思うが、合コンとか絶対やりたくないタイプの自意識を感じて、途中で何度も残りのページを確認してしまった。もう少しでもヴォリュームが多かったら途中で放棄したな。性についてや変態について書けば文学的だという考えはもう古いんじゃないか。そもそもホントに才能ある若者は、今、小説なんか書かないんだろうな。何が良いのか説明してもらいたい作品。

読む前の予想と凄く一致していた。センスの違い。シニシズムの皆無。94年ごろのシニシズム爆発のUKで、「ビートルズ最高」と叫んでしまったオアシスのようなものか。オアシスほどの大器じゃねえことは確かで、やっぱり文学界の話題づくりだということだろう。しっかり乗せられてしまっている僕が一番阿呆だが。文芸春秋百万部おめでとう。百万分の一のアホウが僕です。