solid bond

never a dull moment

blur 「leisure」

レジャー

レジャー

91年。僕は15歳で、ビートルズに夢中だった。フリッパーズギターが学校では流行っていた。いや、それ以上にボウイ(ヒムロック)が流行っていたっけな。

そんな状況だから、このアルバムの発売当初どんな状況だったのか、リアルタイムな体験は無い。音楽的にはシューゲイザー+マンチェ。音楽性以上にアイドル的な人気が優先していたようだ。

これぞデーモン!というようなコード進行やメロディーはそれほどこのアルバムでは確立されていない。しかし、いわゆる「マンチェ」「シューゲイザー」が既にほとんど聞くことの出来ないサウンドになっているのに対し、このア
ルバムは現在でもある程度の水準は確実に越えており、ブラーというバンドが当初から「実」を持っていたと言うことが分かる。デヴューアルバムとしては上出来だ。

しかし、もっともブラーの中では聞くことが少ないアルバムであるのは間違いない。作品の質も原因なのだが、単純に思い入れが少ないからだろう。