- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
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脚本もどうやら黒沢監督が書いているようだ。
序盤、セリフがあまりにも不自然なために「だめだこりゃ」と思った。キモチ悪いセリフがいっぱい出てきた。
しかし、浅野の父役が出てきてから(浅野が死んでから)全然違う映画になった。オダジョーは内省的な演技(得意技)をフル回転、それを役柄と同じように温かく見守る「アベサダ」の男の人。
脚本の疎さを上手く救っていました。
映像は凄くきれい。脚本もセリフ回しは気になるが、内容的には「kid A→田中宗一郎」という感じで、田中宗一郎のKID Aの感想文(スヌーザー)に対してちょっとでも共感を持ったヒトなら楽しめるのではないでしょうか。淡々とした殺気、という意味では日本版「アリゾナドリーム」という感じがした。洋画っぽい映画。僕は好きです。