review
バンドにとって2枚目、最後のアルバムとなった作品。05年にリリースされ、バンドは解散した。 youtu.be 前作よりもさらに美しいメロディが丁寧に構築されている。 60年代のロックの要素を強く持ち、フォークロックへの憧れを港町リバプールから鳴らすことで…
95年発表。 サムプレコップ、ジョン・マッケンタイアらシカゴ界隈のミュージシャンが結成したユニット。トータス程複雑でなく、シンプルで音数を絞った演奏で、中心にあるのは歌。腕利き達の我慢比べのような凌ぎ合いが最高にかっこいい。生ぬるい雑魚パンク…
98年。ブライトン(三笘さん!)で録音されたDJアルバム。 繋いでる曲はノーマン以外がほとんどだが、これこそ「fatboy slim」な傑作だ。 www.youtube.com 少し下を向きたいときも、このアルバムが陽気な気分にしてくれる。本格的にダウンしたときはキツイけ…
05年。前作「A Rush of Blood to the Head」がヒットした後の3作目。この後4枚目「viva la vida」がメガヒットするので、地味な位置付けの作品。 バンドは前作のヒットによる相当なプレッシャーがあったが、レコード制作の締切が無かったため、余裕を持っ…
">現在最高峰のポップマエストロ、ベニー・シングス。 ">ヴィンス・ステープルズの諸作で知られるケニー・ビーツをプロデューサーに招いた8作目。 軽やかなビートをバックに、90年代の渋谷系とも相通じるベニーの洒落たメロディがシナジー爆発。 春にぴっ…
79年。「慈愛の輝き」に収録。 www.youtube.com 「レイラ」後のクラプトンとの初共演で話題となった。キラキラしたイントロからのエリック・クラプトンのギター、尺は短いが存在感ハンパ無し。スティーヴ・ウィンウッドのシンセ、ハーモニーも最高。 多幸感…
83年発表。ソロ8枚目。アルコールのリハビリ後に制作された。アルバムタイトルは、「残ったのは金とタバコだけ」みたいな感じか。 Money and Cigarettes (2007 Remaster) - YouTube トム・ダウドがプロデュース。ロジャー・ホーキンス、ライ・クーダー等才能…
">71年。スワンプ・ロックを代表する一枚。 ">この作品が出たあと、すぐに開催された「バングラディッシュのコンサート」の演奏を思わせる混沌とした音像が圧倒的。 youtu.be 同 コンサートでも活躍したボブ・ディランの「A Hard Rain's a-Gonna Fall」「It …
97年発表。 ブリットポップ末期にウェールズからやってきた骨太ロックバンド。 当時シーンの最前線にいたOASISやCASTなどよりもずっと重い音を鳴らすギターと、重心の低いドラムを中心としたダイナミックなバンドサウンドと、ケリー・ジョーンズの素朴でブル…
フジロックで見たジェイコブはとても小さかった。 2010年発表のソロ2作目。凄く丁寧に作られた佳作だ。 youtu.be ウォールフラワーズの傑作「Bringing Down The Horse」で組んだTボーン・バーネットが再度プロデュース。ベースはアメリカンフォーク、少ない…
97 年発表。 前作(1ST)はデイヴ・グロールの「マッカートニー」的な実質ソロ作品だったが、本作はパット・スメア他バンドメンバーを招集。ピクシーズの「ドリトル」「ボサノヴァ」で有名なギル・ノートンがプロデュースを請け負い、ダイナミックで緩急のつ…
Sloan – Navy Blues カナダを代表するロックバンドの4作目で代表作。 冒頭「She Says What She Means」から密度の高いロックが爆発。サウンドはクイーンやチープトリックを彷彿とさせる70年代風だが、メロディラインのセンスはビートルズ(特にポール・マッ…
96年発表。 カナダの4人組の3作目。 前作はゲフィンからのリリースで、相当な制作費をかけて制作されたが、「グランジ」を求めるレーベルとの摩擦によりゲフィンを離脱、このアルバムは低予算で作られた。自由な環境下、過剰なディストーションが薄れ、現在…
11年発表。 ベックがプロデュース。スティーブン・マルクマスとベックという90年代オルタナ・アイコンの共演が話題になった、と書きたいところだが、当時日本ではそれほど盛り上がらなかった。スティーブンの活動が完全にインディー方向に触れていたからだと…
05年発表、ラストアルバム。 美しいメロディを更に丁寧に。 フォークロックへの憧れを港町リバプールから鳴らす、60年代からのロック方程式。正解しか無い。 プロデュースはエリオット・スミス、BDB等を手掛けたトム・ロスロック。 2枚で解散。勿体ない。 op…
ピンク・フロイド初期の中心メンバーだったシド・バレットの、70年発表のセカンド・アルバム。 ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアとリチャード・ライトが手伝っている。ギルモアはシド・バレットの友人で、シドの不調とともにピンク・フロイドに加入…
夢みる人 アーティスト:ニッキー・ホプキンス ソニー・ミュージックレコーズ Amazon ピーター・バラカンのラジオでニッキー・ホプキンズの特集。 日本では「ホプキンス」だが、バラカンが「ホプキンズ」というのだからそっちが正解なのだろう。更にニッキー…
95年発表。クラウデッド・ハウスのニール・フィンと、元メンバーで兄弟のティムによるユニットの1stアルバム。プロデュースは縁が深いチャド・ブレイク。 クラウデッド・ハウス以上に内省的なメロディとチャド色の強い音響的な広がりのあるサウンドが相乗効…
漂白されたポップ・ロックアルバム「green album」から1年。2002年に発表された通算4枚目。前作のヒットもあり、ビルボード最高位3位とチャートでは成功した。 www.youtube.com 前作の反動か、多くの曲でロック、というよりメタル的なギターが炸裂。…
2001年の作品だからもう20年以上経ってる。時間経過に恐怖を覚えるな。 前作「ピンカートン」は、発売当初、リヴァースの赤裸々な思いをデイヴ・フリッドマンを中心に作られた荒々しい音に叩き込んだ内容(リーヴァス曰く「ダークサイド」)が、日本や一部の…
8月も下旬に差し掛かり、朝晩はだいぶ過ごしやすくなった。 朝からクラプトンのNo Reason To Cryを聴いている。 461から70年代末ぐらいまで、クラプトンは非常にリラックスしたレコードを何枚も出している。60年代に天才ギタリストとして派手なソロをぶちか…
BECK-MUTATIONS www.youtube.com 98年。 オデュレイの大ヒット後、ひっそり出たサイケアルバム。 レディオヘッドで有名なナイジェル・ゴッドリッチがプロデュースし、繊細かつダイナミックな音になっている。 今聴いてもクール。時間が経って更に良さが際立…
www.youtube.com 朝からBlack Country, New Roadのライヴを観ている。 作詞とヴォーカルを担当しバンドの中心的存在だったアイザック在籍時のライヴ。送別の意味も込めて公開したのかな。 ニューウェイヴ、ポストロック的な無機質なバンドサウンドだが、熱と…
">1974年の作品。製作に当たり、レコード会社から「安く、早く」を要求され、ツアーバンドとレコーディング。凄く親しみやすく、統一感の取れたサウンドの中、時折デヴィッド・リンドレーのギターが唸る。夜の静粛をぶち壊すような存在感で、かっこいい。長…
レコード・コレクターズの60年代ベスト企画に便乗。俺的なやつ。順位は適当だが40枚選べと言われたら毎回似たようなものになると思う。あくまで自分の感覚で選んでいるが、刷り込まれた歴史的な評価とかが反映された感じの40枚になっているかと。 1 The …
レコードコレクターズの「70年代のロック・アルバム200」に便乗。今回も自分なりに40枚を選んでみました。今後加筆していきます。 1.Pink Floyd – The Dark Side Of The Moon www.youtube.com 2.George Harrison – All Things Must Pass www.youtube.com 3.E…
79年。 グレン・フライとの共作も含むヒットアルバム。 ウエストコーストらしい優しいサウンドと、JDサウザーのソングライティングが光る傑作だ。 表題曲は、ロイ・オービソンの影響を強く受けたポップソングで、ビルボード7位の大ヒットとなった。日本でも9…
2008年に発表されたOASISの現時点(2022年)におけるラストアルバム。 1ST、2NDと傑作をブチ込んだギャラガー軍団が、その後ボロボロになっていまいちなアルバムを連発する姿は正直リアルタイムリスナーとしてキツかったが、突如として傑作をドロップしてき…
open.spotify.com コロナの影響下にあった2021年。 シーン全体としては、シルクソニックやジョン・メイヤーなど、過去の素晴らしい音楽の再構築が楽しかった。11月のビートルズ「ゲット・バック」もその動きを加速させそうな気がする。 ジャック・アントノフ…
11月もあっという間に中旬。 気温がぐっと下がり、秋から冬に季節が変わりつつある。 今回は、ソロアルバムが出たばかりのデーモン・アルバーンの晩秋っぽい曲を特集してみた。 open.spotify. Put It Back Together / ファットボーイ・スリム, Damon Albarn …