solid bond

never a dull moment

review

This Time Tomorrow / Sleeper

This Time Tomorrow Sleeper オルタナティブ ¥1528 music.apple.com 1999年から2000年にかけての、バンドが崩壊していた時期のレコーディング音源を、コロナの時期に完成させた作品。 ジョージ・マイケルのスタジオで作成された音源が含まれ、⑦「we are cind…

Fantastic / Wham!

Fantastic ワム! ポップ ¥1833 music.apple.com 1983年発売。いわずと知れたジョージ・マイケル率いるワム!のデビューアルバム。 デビューシングル「ワムラップ」はヒットしなかったが、トップ・オブ・ザ・ポップスへの代理出演(この時、バックダンサーに…

Power Corruption and Lies / New Order

Power Corruption and Lies (Definitive) ニュー・オーダー ロック ¥1630 music.apple.com 1983年のニュー・オーダーとしては2ndアルバム。 80年のイアン・カーティスの死から2年後の82年に製作された代表作のひとつ。キーボーディスト(ギリアン)をメンバ…

The Campfire Headphase / Boards of Canada

The Campfire Headphase Boards of Canada エレクトロニック ¥1528 music.apple.com 2005年に出た作品。確かその年の朝霧JAMで試聴会みたいなのが開催されていた。朝霧とか苗場とか、サウナの休憩タイムとか、チルアウトに最適なサイケデリック・エレクトロ…

Wild Life / Wings

Wild Life ポール・マッカートニー&ウイングス ロック ¥1935 music.apple.com 1971年発表。「マッカートニー」から3作目の作品。ウィングスとしてはデビュー・アルバム。デニー・レインとの共同作業はここから約10年続くことになる。 2週間程度で製作され、…

Blondes Have More Fun /Rod Stewart

open.spotify.com 1978年の作品。ジャケットが象徴するように、一般大衆が求めるイメージにしっかり向き合い、ロックスター路線を貫いた代表作のひとつ。おバカなイメージで損しているが、しっかり作られた素晴らしい作品だ。 一曲目の「アイム・セクシー」…

The Art Of Tea / Michael Franks

open.spotify.com マイケル・フランクスは1944年生まれのなので現在76歳。カリフォルニア出身。オレゴン大学で教壇に立っていたこともあるというから、いわゆるインテリだ。 76年のこのアルバムは、彼の代表作の一枚であると同時にAORというジャンルを代表す…

Phil Spector Presents The Phillies Album Collection

open.spotify.com コロナで亡くなったフィル・スペクターのフィレスレーベルでの仕事を集めたコンピレーションアルバムで、CDでは7枚組のマニアアイテム。気軽にストリーミングで聴けるのはホント良い時代になったと思う。 爆音で聴く程カッコよさが増す。音…

Reason To Live / Lou Barlow

open.spotify.com すっかり見かけはヒッピーというか世捨て人になってしまった、ダイナソーJr、セバドーのルー・バーロウ。 6年ぶりのソロアルバムは相変わらずの雰囲気。つまり90年代的な宅録・ローファイだ。とんがった感じはなく、優しいメロディーと柔ら…

Asleep In The Back / Elbow

open.spotify.com 2001年の5月発売、エルボーのデビュー・アルバム。20周年記念でデラックス・エディションが出た。 久しぶりにじっくり聴いてみた。ゆっくりとしたテンポの中で、若干サイケデリック、基本はメロディアスな正統派ギターロックが高い完成度で…

Music From Big Pink / The Band

open.spotify.com the bandの代表作。 この作品、レコード・コレクターズ界隈では「神アルバム」の扱い。 ずっといまいち分からずにいた。雰囲気とか曲とか、良いのはわかるが、アルバム全体のヌルい、だるい感じが、自分にはどうも合わなかった。 改めてし…

Our Favourite Shop The Style Council

open.spotify.com つい先日16枚目のソロアルバム「FAT POP」が出たばかりのポール・ウェラー。 スタカン時代の代表作がこのour favorite shopだ。勿論全英1位。この当時のポール・ウェラーは27、28歳で、人として一番血気盛んな時期。キャリアで最高の歌声を…

The Tin Man Was A Dreamer / Nicky Hopkins

open.spotify.com ストーンズやビートルズ、ジェフベックグループ、ジョンレノンの「イマジン」などUKロックの名盤の多くに関わったキーボーディストの72年のソロアルバム。 アルバム全体が優しく朧げな雰囲気に包まれている。他で聴いたことがない独特の世…

Sweep It Into Space / Dinosaur Jr.

open.spotify.com ダイナソーJr、久々のアルバム。カートヴァイルが全面的に参加し、オルタナの教科書みたいな素晴らしいギターロックアルバムになっている。怠惰と空虚。まるで90年代にタイムスリップしたかのようだ。 Jのメロディ、歌声、Jとカートヴァ…

ジョンの魂を久々に聴く

open.spotify.com 今月のレコード・コレクターズ、特集は「ジョンの魂」。なんと50周年だって。 人間としてのジョン・レノンは、正直好きじゃない。ただのヤンキーでひとでなしだ。 ソロの作品もほとんど駄作。ただ、この「ジョンの魂」「イマジン」は別格で…

Viva La Raza/Latin Playboys

open.spotify.com ラテンプレイボーイズは、ロス・ロボスのメンバーと、プロデューサーのミッチェル・フルーム、チャド・ブレイクで結成されたユニット。ロス・ロボスが真夏のギンギンな陽射しだとすれば、こちらは同じ真夏でも日陰、しかもけっこうクーラー…

凄く健全なsuedeのライヴ

SUEDE - LIVE at the Royal Albert Hall (Full Concert) - Premiere 11th September 5pm BST スウェード、今度は2010年の復活ライヴ@ロイヤル・アルバート・ホールが公式にyoutubeにアップされた。 デビュー当時とは違うバンドのよう。 怪しい雰囲気はなくな…

ポール・ウェラーは凄い

open.spotify.com すっかり爺さんになったウェラー。 だが、この10年でオリジナルアルバムを5枚リリース、サントラやライヴ・アルバムも出している。アクティヴシニアを地で行くワーカホリックぶり、凄い。「子供が多いから頑張らないとならん」みたいな…

戻ってきたwilcoの傑作

wilco。昨年出た11枚目のアルバムだ。 近年は大きいステージでやると映えそうな立体的な音を鳴らしている感じで正直イマイチだった。この作品は原点に戻ったようなオルタナフォークで、バンドアンサンブルとジェフのメロディー、声の良さがしっかり前面に出…

マーカスキングのソロアルバムは最高だ

open.spotify.com マーカスキングバンドのボス、マーカス・キングのソロアルバム。 ブラックキーズのダンがプロデュースしていて、曲作りにも関わっている。 これまでマーカスキングはどちらかというとジャムバンドの凄腕ギタリストとして語られることが多か…

フレディー・マーキュリー追悼コンサート!!

youtu.be 2日間限定で公開されているフレディー・マーキュリー追悼コンサートを観た。 1991年だから、中3か高校1年か。とても豪華なメンツで、当時観たくて観たくてたまらなかったが、観るすべがなかった。NHKFMで放送があった気がするが、あまり記憶が無い…

くるり。編集版だがここ10年では一番の傑作。

open.spotify.com くるりの未発表曲集。 一曲目の「心の中の悪魔」が素朴でむちゃくちゃ良い曲で、一気に引き込まれた。おっさんが作ったとは思えない、無垢でナイーヴな感じの音と歌詞だ。 2曲目のギター、岸田氏のボーカルも凄まじく素朴。なぜか土手とチ…

春に合うスカートの2枚目。

「不健康バンド」スカートのメジャー2枚目。19年6月発売。 春に合う素晴らしいポップアルバムだ。 キリンジ、飛鳥涼、はっぴいえんど、スピッツ、ヤマタツ・・・聴きながらにんやりしてしまう場面が何度も訪れる。ポップのレジェンド達のクオリティを引…

The weekendの迫力あるアルバム

open.spotify.com The weekendの新作。猿の惑星のエンディングみたいな寂寥感と重苦しいロマンを感じるスケールのデカい作品だ。サウンド的にはダフトパンクの延長上にある80年代をベースとした未来型サウンド。圧倒的なボーカルが2020年のクイーンと呼びた…

ストロークス。新たなブルース

open.spotify.com みんな大好きストロークスの新曲。ドラムレス。世紀末のブルース的な寂しさが漂う。ラオウ的なヤツだ。これまでのストロークスの芸風とはちょっと違う。 ダフトパンクの未来的サウンドと目指す方向は一緒か。アルバムが楽しみだ。フジロッ…

くたびれたときの名盤。

open.spotify.com バリーゴールドベルグ(読み方不明)の名盤。どうやら、かのボブディラン御大も制作に参加していたようだ。75年、マッスルショールズ、ボブディラン。並べた言葉から想像される音、そのものが鳴っている。 2月は年末よりも仕事の追い詰…

若いがおっさんみたいなマーカスキング

open.spotify.com マーカスキングの新作を繰り返し聴いている。 プロデュースはブラックキーズのダン。 ちょっと薄暗いロックバーで流れそうな、いなたく枯れたロックサウンドに仕上がっていて、無茶苦茶良い。ひとつの方向を極めた、こうであって欲しい音が…

2019年俺ベスト

open.spotify.com 2019年のベストアルバムを、一曲ずつピックアップしたspotifyプレイリスト。 特に良かったやつは以下。 wilco Men I trust steve lacy tommy guerrero rex orange county リアム・ギャラガー The magpie salute ブラック・キーズ Ride リア…

朝と夜のS &G

open.spotify.com サイモンとガーファンクルの69年のライブ。 昨日の夜から聴き続けている。 無駄な音がなく、洗練された大人のロックだ。 聴く時間も選ばない。朝の空気にも合う、夜の静けさにも合う。 新曲と紹介され歌われる明日に架ける橋の素晴らしさ…

Oh mercyはディランの傑作

OH, MERCY アーティスト:BOB DYLAN 出版社/メーカー: COLUM 発売日: 2004/03/29 メディア: CD 改めて聴いたが大傑作。ハズレ曲が無く、捻くれながらも雰囲気ある佳曲が多い。ダイナミックな、言い方変えると投げ出した感ある作風が魅力のディランだが、ダニ…