今日の一枚
83年発表。ソロ8枚目。アルコールのリハビリ後に制作された。アルバムタイトルは、「残ったのは金とタバコだけ」みたいな感じか。 Money and Cigarettes (2007 Remaster) - YouTube トム・ダウドがプロデュース。ロジャー・ホーキンス、ライ・クーダー等才能…
">71年。スワンプ・ロックを代表する一枚。 ">この作品が出たあと、すぐに開催された「バングラディッシュのコンサート」の演奏を思わせる混沌とした音像が圧倒的。 youtu.be 同 コンサートでも活躍したボブ・ディランの「A Hard Rain's a-Gonna Fall」「It …
91年発表。 充実した70年代を過ごしたロッドも、80年代、人気はさておき作品の質をあからさまに下げていた。前作「out of order」も聴き直す価値が見いだせないアルバムで、半ば「オワコン」と化していた中、トレバー・ホーン等の力を借りてロッドが再度意地…
97年発表。 ブリットポップ末期にウェールズからやってきた骨太ロックバンド。 当時シーンの最前線にいたOASISやCASTなどよりもずっと重い音を鳴らすギターと、重心の低いドラムを中心としたダイナミックなバンドサウンドと、ケリー・ジョーンズの素朴でブル…
Sloan – Navy Blues カナダを代表するロックバンドの4作目で代表作。 冒頭「She Says What She Means」から密度の高いロックが爆発。サウンドはクイーンやチープトリックを彷彿とさせる70年代風だが、メロディラインのセンスはビートルズ(特にポール・マッ…
96年発表。 カナダの4人組の3作目。 前作はゲフィンからのリリースで、相当な制作費をかけて制作されたが、「グランジ」を求めるレーベルとの摩擦によりゲフィンを離脱、このアルバムは低予算で作られた。自由な環境下、過剰なディストーションが薄れ、現在…
11年発表。 ベックがプロデュース。スティーブン・マルクマスとベックという90年代オルタナ・アイコンの共演が話題になった、と書きたいところだが、当時日本ではそれほど盛り上がらなかった。スティーブンの活動が完全にインディー方向に触れていたからだと…
05年発表、ラストアルバム。 美しいメロディを更に丁寧に。 フォークロックへの憧れを港町リバプールから鳴らす、60年代からのロック方程式。正解しか無い。 プロデュースはエリオット・スミス、BDB等を手掛けたトム・ロスロック。 2枚で解散。勿体ない。 op…
08年。 混沌としたサウンドの中でキラキラ輝くギターが印象的。個人的にはグレイトフル・デッド、ジェリー・ガルシアのギターが00年代に蘇った感じ。 元ペイブメントのイケメン、スティーブンマルクマスのボーカル、メロディも自由にサイケデリックに浮遊す…
ピンク・フロイド初期の中心メンバーだったシド・バレットの、70年発表のセカンド・アルバム。 ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアとリチャード・ライトが手伝っている。ギルモアはシド・バレットの友人で、シドの不調とともにピンク・フロイドに加入…
95年発表。クラウデッド・ハウスのニール・フィンと、元メンバーで兄弟のティムによるユニットの1stアルバム。プロデュースは縁が深いチャド・ブレイク。 クラウデッド・ハウス以上に内省的なメロディとチャド色の強い音響的な広がりのあるサウンドが相乗効…
漂白されたポップ・ロックアルバム「green album」から1年。2002年に発表された通算4枚目。前作のヒットもあり、ビルボード最高位3位とチャートでは成功した。 www.youtube.com 前作の反動か、多くの曲でロック、というよりメタル的なギターが炸裂。…
2001年の作品だからもう20年以上経ってる。時間経過に恐怖を覚えるな。 前作「ピンカートン」は、発売当初、リヴァースの赤裸々な思いをデイヴ・フリッドマンを中心に作られた荒々しい音に叩き込んだ内容(リーヴァス曰く「ダークサイド」)が、日本や一部の…
8月も下旬に差し掛かり、朝晩はだいぶ過ごしやすくなった。 朝からクラプトンのNo Reason To Cryを聴いている。 461から70年代末ぐらいまで、クラプトンは非常にリラックスしたレコードを何枚も出している。60年代に天才ギタリストとして派手なソロをぶちか…
">1974年の作品。製作に当たり、レコード会社から「安く、早く」を要求され、ツアーバンドとレコーディング。凄く親しみやすく、統一感の取れたサウンドの中、時折デヴィッド・リンドレーのギターが唸る。夜の静粛をぶち壊すような存在感で、かっこいい。長…
98年発表の4作目スタジオ・アルバム。 タンバリンスタジオでの録音、トーレ・ヨハンセンのプロデュースと基本は変わらずポップだが、ダークな雰囲気がアルバムを支配。 www.youtube.com 低めで無理しないボーカルの本領が発揮され、ポップの枠の中で切れのあ…
72年。アメリカのジャズオルガニスト、ジミー・マックグリフのリーダー作。 www.youtube.com アル・グリーンの有名ナンバーを筆頭に、アイザック・ヘイズのシャフトやホワッツ・ゴーイン・オン等、耳馴染みのあるヒット曲を見事に解釈。グルーヴの塊のような…
67年発表。 若き天才シンガースティーヴ・ウィンウッドがジム・キャパルディ、クリス・ウッド、デイヴ・メイスンと結成したロックバンド。 ジャズ、R&B、ブルース、フォーク等を雑多に混ぜ合わせ全体をサイケに味付けして纏めた感じのデビュー・アルバムだが…
サニーデイ・サービスのセルフタイトルの4枚目を聴いている。 90年代後半のロックシーンを代表する作品のひとつで、サニーデイ・サービスにとっては最も完成度が高い作品だと思う。この次の作品も良いけど。90年代らしいサウンドと歌詞が、ど真ん中に大学生…
79年。 グレン・フライとの共作も含むヒットアルバム。 ウエストコーストらしい優しいサウンドと、JDサウザーのソングライティングが光る傑作だ。 表題曲は、ロイ・オービソンの影響を強く受けたポップソングで、ビルボード7位の大ヒットとなった。日本でも9…
丸く柔らかい音だった前作から、高音が効いたヘヴィなサウンドに変化。ロック感と覚醒感が増した。 ジョージが飛躍したM1、常に発見があるポールの佳曲M2,5,10、作風が変わってきたジョンのM3,7,9,11,14など最高な曲だらけ。 演奏もアイデア豊富。傑作だ。
02年。 オルタナカントリーの騎手がレーベルとの擦ったもんだの挙句辿り着いた極地。 www.youtube.com ジェフ・トゥイーディーのグランジを通過した声と、ジム・オルークの手も借りて作ったポストロック的サウンドがドンピシャにハマり00年代を代表する作品…
2008年に発表されたOASISの現時点(2022年)におけるラストアルバム。 1ST、2NDと傑作をブチ込んだギャラガー軍団が、その後ボロボロになっていまいちなアルバムを連発する姿は正直リアルタイムリスナーとしてキツかったが、突如として傑作をドロップしてき…
00年。 当時シーンを沸かせたデビューアルバム。霧が立ち込める森の中をゆっくり彷徨っているような浮遊感のあるメロディ、サウンドが唯一無比。特に⑨は白眉の出来。聴けばどっぷり酩酊状態。ukロックの吉田類だ。 www.youtube.com
90年発表。ビルボード最高位5位。クリス・トーマスのプロデュース。 オーストラリアを代表するグループ。カリスマ、マイケル・ハッチェンスの存在感あるボーカルと変幻自在なバンドサウンドが人気を集めた。 全ての面で程よいロックアルバム。 www.youtube.c…
00年発表。UK16位。 youtu.be ハシェンダの熱狂から、メランコリックな夜明けへ。 酩酊と覚醒を行き来するサウンドとUKらしいメロディー、クラブを通り抜けたリズム感が素晴らしい大傑作。 www.youtube.com 朝4時、マジックアワー前のサウンドトラックだ。
75年発表。ビルボード12位まで上がったヒットアルバムだが、代表作として取り上げられることはほとんどない。シンプルで聴きやすく初心者向け。だからこそもっと推されてほしい。いつ聴いてもなんとなくしっくりくる優しい傑作。 open.spotify.com
open.spotify.com 95年発表。オーストラリア出身、78年生まれのベン・リーは当時16歳。飛ぶ鳥を落とす勢いだったグランドロイヤルからソロデビューした。 まるでポール・マッカートニーの1STアルバムのような、宅録っぽいアレンジや録音は、聞く人を選ぶか…
1975年に発売されたアルバム。前作「461オーシャン・ブールバード」が高く評価されチャートでも成功を収めた一方で、この作品は評価が低く、売れなかった作品とされている。 youtu.be 「安息の地を求め」ジャマイカに向かったクラプトンだが、アルコールなど…
Knocked Out Loaded (Remastered) ボブ・ディラン ロック ¥1833 music.apple.com ボブ・ディラン、45歳の時のアルバム。 みうらじゅん氏の「ディランは自分の年齢と同じときのやつ聴いとけ」的なヤツに従い聴いてみた。ディランはいろいろ聴いたが、この作品…