#俺の744枚
72年。ロックの発展に貢献した才人の6枚目。ブルース、ジャズ、R&B等への愛を、あえていびつに暑苦しく纏めた作品。時に振り切れるアレンジが素晴らしい。日本で高評価され、特に「ジョリー」は渋谷系界隈で使い回された。他にも職人の本気を感じる名曲多し。
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— terao55 (@terao55) August 8, 2021
95年。FOWのアダムとタヒチ80のプロデューサーだったアンディが、パリから語学学習(笑)にやってきた女性と結成した最強ユニット。全てが絵に書いたような王道ギターポップ。1STは純真な創作意欲に満ち溢れたシンプルさが最高。チャート上は爪痕を残せず。https://t.co/zfWrd0Ym9C
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— terao55 (@terao55) July 30, 2021
94年。クリエイションからの2nd。ビーチボーイズやバーズ、ストーンズ等ロックの先達へのリスペクトを感じさせるパワーポップの名盤。マシューの「ガールフレンド」をよりロックよりにアプローチした感じ。繋がりの強いスティーブン・ダフィーも曲作りに参加。https://t.co/hj8y4SCdp0
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— terao55 (@terao55) July 23, 2021
94年。真っ暗闇の中で蝋燭がゆらーっと燃えている感じ。勿論、炎に近づけば熱い。クールと情念が交差する映画的な音。トリップホップの代表作だが、パンク・ヒップホップ・ニューウェイヴ等音楽性は多彩。音作りの中心ジェフ・バーロウの才能溢れる神アルバム。https://t.co/dxcaDRiQFB
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— terao55 (@terao55) July 10, 2021
71年。ジョージ・ハリスンとトッド・ラングレンがプロデュース。全体に漂う、黄泉の国の入り口で途方に暮れているような達観した雰囲気が◎。アルペジオとパワーコードとリフと美メロで構成される曲が多く、まさしくパワーポップの元祖。地味渋な大傑作。https://t.co/AfOhrbeIzb
Straight Up (Remastered 2010 / Deluxe Edition) - Album by Badfinger | Spotify
#俺の744枚
— terao55 (@terao55) July 3, 2021
90年。この時代独特のリズム感、タイム感を味わえるノーマン・クックのヒット作。ダブ、R&B、ロック、クラッシュ等が混ざる元祖ビッグビート。大ヒット②等、牧歌的とも言えるメロとサウンドがとにかくUK。今聴くと薄っぺらさは否めないが、それも含めて楽しい。https://t.co/NUBKiij1eQ
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— terao55 (@terao55) July 2, 2021
75年。「架空の映画のサウンドトラック」がコンセプト。プログレ的なハードポップで時折やりすぎな感じが10ccの個性。代表曲②は色褪せず、初めてラジオで聴いた中学の頃を思い出させる。間髪入れずスタートするマッカートニーな③も良い。ヒプノシスのジャケも◎。https://t.co/SlB3SrrBlz
#俺の744枚
— terao55 (@terao55) July 2, 2021
09年。5枚目の作品。敵無いレベルの変態性を維持しながら全体の完成度は抜群という神アルバム。各国でチャート1位を取る大ヒット。全曲ハンパないが特に①④⑤はフック効きまくり、異型のポップ。宇宙レベルにブッ飛んでいる。
④⑤でビルボード26週連続1位、凄。https://t.co/aaq7onYSKo
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— terao55 (@terao55) July 2, 20
94年。ロスロボスのメンバーとプロデューサーのチャド・ブレイクとミッチェル・フルームによるユニット。ラテン、ブルース、サイケ等ごった煮ロックを、クーラーギンギンの部屋で熱量込めて演奏している感じのクールな一枚。カキ氷ぶっこみ頭がキーンとなるアレ。https://t.co/1gV4UStHuV
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— terao55 (@terao55) August 14, 2021
02年。ソロ6作目。音作りにサイモン・ダインが関わり、ノエルやケリー・ジョーンズも参加、2ndあたりからの地味渋路線から脱皮し、スタカン時代のポップさ、華やかさが復活。何より曲が粒揃い。「好き勝手に多作」という自由なポジションを確立した佳作。全英1位。https://t.co/0eMcHSuKey
生きるレジェンド、ボビー・ギレスピーとジェニー・ベスがデュオ名義でアルバムを発表。ジェニー・ベスはsavagesからキャリアをスタート。savagesは女性中心のポスト・パンクバンドで2011年にデビューし2枚のアルバムを出している。今は活動休止のようだ。その後ボー・ニンゲンやゴリラズ(代表曲のひとつ「we got the power」)などとコラボしている。今回のボビーも含めて多くのアーティストとコラボしていることから、才能あるミュージシャンと看做されているのだろう。
で、この作品。2017年に制作を開始、当初からプライマルの主要メンバーが参加していたプロジェクトだったようだ。なぜか5年近く経って(コロナの影響?)発表された。
プライマルの一連の作品とちょっと雰囲気が異なり、情念渦巻くカントリーソウルといった感じだ。町外れの居酒屋から聞こえてくる歌謡曲のよう。イエロー・モンキーっぽいとすら思ってしまった。妙に日本的、演歌的。
アルバムコンセプトは、タイトル「理想郷の終焉」からも窺えるように、「カップルの破局」だ。これも演歌っぽい。
永遠の青年という感じだったボビーも59歳になり、別のステージにキャリアを移行したくなったか。数曲面白い感じの曲もあるが、なんかちょっと・・・。これは異例の作品として、成熟したアーティストとしてのボビーは、別のステージで改めて見てみたい。
アメリカのインディーフォーク・ロックバンドが2000年に発表した2NDアルバム。ベックやアトラスサウンド、ビルトトゥスピル等が在籍したオルタナ系レーベル「Kレコーズ」から発売している。
一緒に歌える大サビとかフックの効いたメロディーは一切出てこないが、全体としての印象は、非常に繊細なパーソナリティー(知らないけど。声がそんな感じ。)から作り出された不調和な「美しさ」だ。00年代のペット・サウンズという感じ。
これまでまともに聴いたことは無かったが、ピッチフォークのプレイリストをたまたま聴いていて「なんじゃこりゃ、バンド名はかっこ悪いが良いな!」ということで自分として発見できた作品。ラッキーでした。
The 50 Best Indie Rock Albums of the Pacific Northwest - playlist by Pitchfork | Spotify
現在の3大ギタリストの一人(他はジョン・フルシアンテ、デレク・トラックス)で、グラミー賞受賞経験もあり、最近ではグレイトフル・デッドの残党とツアーも行う超人ロッカー、20周年記念の4年ぶりの新作は、80年代〜90年代前半にどっぷり浸かった、オヤジどもウェルカムの凄まじいアルバムだ。
まずはこのMVを見てほしい。
アルバム全曲こんな感じ。俺達が洋楽に目覚めた頃の、あのサウンドなのである。
本人のインタビューが見つからないのでわからないが、どこまで本気なのか。このMVは完全にウケ狙いとしか思えないが・・・。しかし、ド直球の80年代サウンドは俺らのハートをグイグイ揺さぶってくる。メロディー、ギターのキラキラしたアルペジオ、間奏のガチャガチャなるカッティング、ウザいほどクリーンなシンセ・・・。
AOR(ヨットロック)的な感じもあるが、もっと俗っぽくダサいリチャード・マークスみたいな感じを狙っているのでは。最近野村訓市のラジオでリチャマがかかって相当グッときた俺には堪らん感じです。7曲目は80年代のボブ・ディランみたいな感じ。これも素晴らしい。
とにかくノックアウトされた。次もこれでやってほしいけど、1回きりの企画モノだろうなあ。ジョンメイヤーのキャリアを全て追いかけたくなりました。
アメリカのシンガーソングライター、ベッドルーム・ポップを代表するクレイロの2nd。プロデュースは、Fun.等で活躍しその後プロデューサーとしてテイラー・スウィフト、ロード、シーア、ラナ・デル・レイ等女性ビッグネームを手掛けた、ジャック・アントノフが担当。
若干22歳(1998年生まれ!)なのだが、森の中を彷徨うような独特の雰囲気の曲を書く。
必要最小限な楽器と透明感ある歌声の「鳴り」を活かしたサウンドが、曲と一体となって独特の世界を作っている。テイラー・スウィフトの「フォークロア」にも近い音像だが、こちらのほうが嫌味がないためスーッとアタマに入ってくる。
土曜の朝に聴いたらめちゃくちゃドンピシャで朝から幸せな気持ちになった。サウナから出た後や山の中でゆっくり聴きたい大傑作だ。