一番怪しかった頃のSUEDEのライヴ
ビートルズチャンネル、ということで
U-SENを聴いて
久しぶりにU-SENのアプリを入れて、いろんなチャンネルを聴いてみた。
https://smart.usen.com/service/
いや、びっくりした。選曲が無茶苦茶良い。AIとかではなく、最近リニューアルしたapple musicのラジオとも違う感覚、日本ならではの選曲だ。日本「人」のセンスの良さを感じた。
で、spotifyとかでもっと個人のプレイリストを楽しめればなあ、とずっと思っているのだが、なかなかスーパープレイリスターみたいな人は出てこない。
自分でいろいろやってみても、なかなかリアクションは無い。そりゃこんな凡百のブログやtwitterでは発信力、たかが知れている。
そうは言っても、自分のためも含めて、u-senみたいにはっきりしたテーマでプレイリストを作っていこうと思う。せっかくもう30数年も音楽を聴いているわけだし。
例えば「俺的ブリットポップ」「俺的AOR」「俺的ウエストコースト」「俺的グランジ」「俺的1995」みたいな。podcastもうまく絡められれば。まあ、なかなか続かないんですが。
ポール・マッカートニーと俺
ポール・マッカートニーも今や78歳。元気だが、ホントに爺さんだ。
俺がビートルズ、ポール・マッカートニーを聴き始めたのは中学1年生の頃なので、もう30年ぐらい経っていることになる。
当時は「フラワーズ・イン・ザ・ダート」が出た頃で、ちょっと80年代チックな音が、ビートルズと比較して「今っぽく」、「my brave face」「this one」あたりはビートルズより聴く頻度が多かった。イマイチな曲も多かったが、未だに「フラワーズ・イン・ザ・ダート」は良く聴くアルバムの一つだ。
大学時代から20代後半は70年代後期の作品が好きだった。特に「ロンドンタウン」。ブリットポップやUKロック的なものが好きで、モワッとした音作りがロンドンへの憧憬を更に高めた。邦楽やアメリカン・ロックにこういう音は無かった。
最近は、シンプルに代表作が好きだ。「マッカートニー」「ラム」「バンド・オン・ザ・ラン」「バック・トゥ・ジ・エッグ」「ケイオスアンドクリエイションインザバックヤード」。
プレイリストを作ってみた。一般的なポールのベストプレイリストとは異なると思うので、暇なときに聴いてみてください。
https://open.spotify.com/playlist/67kec3iiqJE8PiQAmu8zXj?si=hp_sbKknR3GewsYjcSfSPg
ヴァンフォーレ甲府VSFC琉球
お盆休みに素晴らしい試合を届けてくれた。水曜日の試合は非常に楽しい。
先発に中村、太田、荒木、関口、長谷川の若手が名を連ね、さながらヤングVFK。現場監督は勿論不惑の山本英臣。
最も輝きを放ったのは現法大、来年のルーキー長谷川。失礼ながらどこにでもいそうな大学生のルックスだが、ボールのもらい方、ドリブルの切れ、シュートセンス、コーナー、全てにおいて「こりゃ何か違うぜ」と素人にもわかる素晴らしさ。
前半25分ぐらいの山本からの最高のパス→ラファエルの素晴らしい落し→長谷川のスライディングしながらのシュートの場面は、出来の良い若手に花を持たせようと裏で支店長と役席が暗躍する「良い企業」のあるべき姿と同じものを見た。
太田は早くも3点目。出番が限られている中で積み重ねているのは凄い。今期10点ぐらいいくのではないか。プレースタイルは違うが、闇雲にゴールを狙う姿に往年の須藤の姿を重ねてしまう。試合後のヒーローインタビューも軽快で、引退後は間違いなく解説者の役割も引き継ぐだろう。
中村もガツガツボールを奪いに行き、2点目の起点になるプレー等良かった。中村→関口→太田とワンタッチで崩しきったプレーはこれまでの甲府ではなかなか観ることは出来なかった。
相変わらず5バックでほとんどの時間ボールを持たれていてストレスは溜まるが、この試合、割とラインが高めでオミがボランチのようなポジションを取る時間もあった。少しは良くなっていると思いたい。
長谷川、関口、中村、中塩が躍動する来季は素晴らしい1年になるだろう(おそらく、何人かは1年で引き抜かれるだろう)。今年は来年のための助走期間かもしれないが、着実に順位は上がってきている。一段上のステージを自分らの力で引き寄せてほしい。
Beat TERAO 19「寺尾フェス初日」
お久しぶりです。寺尾一郎です。
お盆が近づき、セミが鳴き、テレビでは昭和の戦争の話題・・・ということですっかり夏本番。今年の夏はコロナでなかなか遠くに出かけるのは難しい状況で残念です。
今回のビート寺尾は、フェス的な雰囲気をテーマに選曲してみました。会場着いたら鳴っていて欲しいアーティスト、夜聞きたいアーティスト・・・トリが終わってパレスみたいなところで聞きたいアーティスト・・・。いろいろ頭に思い浮かべて選んでみました。
さながら「寺尾フェス初日」。まずはパワーポップの元祖ビッグスターの名曲からスタートです。それでは後程。
「寺尾フェス」、楽しんでいただいてますでしょうか。前半は、ビッグスターでセプテンバーガールズ、意外とフェスと相性が良いベルアンドセバスチャンでwe were beautiful、久しく見ていないヴァンパイアウイークエンドで「エルサレム、ニューヨーク、ベルリン」、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーで「loving the alien」でした。
イメージとしては、フェスに到着してビールで乾杯しながらちょっと遠目にビッグスター「やっぱ名曲多いな」みたいな感じで盛り上がって、ベル・アンド・セバスチャンで祝祭的に飛び跳ね、ヴォーカル見て「やっぱあいつあれだよな」みたいな話をして、ヴァンパイア・ウィークエンドでステージ近くで盛り上がり、ちょっと遠巻きにヴェルヴェット・リヴォルヴァーをみながら「ホントはスラッシュ近くで見たかったな」と思いつつ、別のステージに行く、そんな感じです。
後半はレッドマーキーでサンフランシスコのヤンキーバンド「ブラックレベルモーターサイクルクラブ」からスタートです。ではまた後程。
「寺尾フェス初日」いかがでしたか。
後半はブラックレベルモーターサイクルクラブ「リトルシングゴーンワイルド」から始まって、ちょっと早い時間に初日大トリで登場、大御所ローリング・ストーンズで最近発掘された70年代のファンキーな曲「スカーレット」、ヘブンに移動しジャムバンドの代表的なバンド、モーで「アロングフォーザライド」、最後はパレスで飲みながらジェフバックリーで「ebverybody here wants you」でした。ホントにこの流れだったら最高の一日だと思います。
初日はこれでおしまいです。2日目があるかはわかりません。
それではまた今度。
Beat TERAO vol.18
お久しぶりです。寺尾一郎です。
長い梅雨が終わり、ようやく夏本番な感じになってきました。
7月も終わりです。毎年7月といえばフジロックで、一年の区切りのひとつ、ちょうど上半期終了という感じだったので、今年はなんか中途半端な感じがしています。正月がないまま1年がスタートしているような。そもそも今年はオリンピックの関係で8月開催予定だったのですが。
ここ数年、豪雨に見舞われているフジロックですが、もしかしたら8月開催の方が天候に恵まれて楽しめるのかもしれません。他のフェスとの兼ね合いで、毎年8月はむずかしいかもしれませんが。
今回のビートテラオはトランプの国アメリカの曲をジャンレスでかけていきます。
ベン・クウェラーの「アメリカンシガレッツ」からスタートです。
では後ほど。
前半、1曲目はベン・クウェラーの新曲でアメリカンシガレッツでした。ベン・クウェラーは2000年代前半に登場したシンガーソングライターですが、2013年に家族と休暇中、宿泊先で一酸化炭素中毒になりギリギリの状態で助かったそうです。で、その後うつになり、昨年まで音楽活動を休止していました。この曲も凄く良いので、これからもガンガン名曲を作ってもらいたいです。
2曲目はブラッドオレンジ。
3曲目はセミソニック。セミソニックも19年ぶりに新曲を発表しました。相変わらずのセミソニック節でした。名曲「シークレットスマイル」をかけました。
4曲目はドン・ヘンリーで、「ボーイズオブサマー」夏になると聴きたくなる曲。ドン・ヘンリーは73歳。ライブを観たいレジェンドの一人です。
後半もアメリカ特集。夏はやはりアメリカが合います。それでは後程。
後半は、まずドーズで「オールユアフェイヴァリットバンズ」をかけました。ドーズはあまり日本では話題になりませんが、2009年にデビューし、地道に活動を続けているバンドです。ほとんどのアルバムがビルボードにチャートインしているので、アメリカではそれなりに人気があると思われます。今年10月に新作が出る予定です。フジロックで観たいバンドのひとつです。
続いてサッカーマミー、3曲目がレーナード・スキナードでチューズデイズゴーン。アメロックの名曲です。「チューズデイは去った」ここでのチューズデイは、女性の名前のようです。
最後はAOR、最近ではヨットロックの王様マイケル・マクドナルドで「I Keep Forgettin’」悩み多きオジサマの曲で締めてみました。
ビートテラオ。週1回ぐらいのペースでやっていければと思ってます。
それではまたいつか。
Rolling Stonesのライヴ・アルバム
91年のライヴアルバム。当時自分は15歳ぐらい。確か前の年に初来日して、ただの中学生も「何事か」と盛り上がった記憶がある。
当時もちろんビートルズの洗礼は受けていて、「次はストーンズ」と飛びつくタイミングを狙っていた。これか、ジャケットがかっこよくて買った「ブラック・アンド・ブルー」、どっちを先に買ったかはもう覚えていない。ただ、どっちも正直よくわからなかったという印象だ。
特にこのライヴ・アルバムは全然ピンとこなかった。なんかダラダラしている感じがした。メロディーもないし、みたいな。新曲が入っていて、確か「ハイワイアー」は3Dミュージックみたいな説明だったと思うが、ヘッドフォンで聴いてもさっぱりわからなかった。
で、今、爆音でこのアルバムを聴くと凄く作られた良いライブアルバムだと思う。コレ以前のストーンズと比べて全然だらだらしてないし。逆にビシバシやっていて違和感すら感じる。やたらとオーバーダビングされていたようだが、別に作品としては気にならない。アルバム発売当時ミック48歳ぐらい。凄い。
子供が徐々にこの作品を買った当時の俺の年齢に近づいているが、未だに洋楽を聴こうとすらしない。今の時代、扉を開ければ凄まじい世界が待っているのにな!
室内でダックウォーク
朝から雨。楽しみにしていたサッカー観戦も中止。うーむ。こんな日はご機嫌なロックンロールで気分をアゲるしか無い・・・。ということで、朝からチャック・ベリーを聴いています。このアルバム、1963年、チャック・ベリー初のライブ・アルバムとしてリリースされた。実はスタジオ音源に歓声をオーバーダビングしたフェイクライブアルバム。普通に聴いていると贋物感はあまりなく、普通のライブ・アルバムとして楽しめる。sweet little 16とかメンフィステネシーとか、ほとんどの代表曲が入っており、チャック・ベリーの入門編として良く出来ている。雨の続く室内でBGMとして流しておけば、少し気分が晴れやかになる・・・感じがする。後で車の中で爆音で聴くか。
ヴァンフォーレ甲府vs千葉
前半は相変わらずのドン引き5バックで防戦一方。「またか」という感じだったが、後半何が起きたか、全く違うチームになり人数をかけて攻撃を続け、こりゃ点が入るなと思って観てたら、混戦の中で新井が遠くから決め先制。
先制すると「ドン引き→失点」のいつものパターンかな、と不安になったが、5バックというよりは3バックを維持し下がり過ぎず、バホスがコーナーから追加点。この試合のバホスは、チームのために走り、キレも相当で素晴らしかった。得点をアシストしたドゥドゥも好調を維持している。
終盤失点したが、2−1勝利。順位も1桁台に。
出た選手は皆良かったが。小柳、今津、武田の奮闘が目立った。
千葉の田口は相変わらず良い選手だと思った、藤田健みたいな10番タイプの選手。来年あたり、甲府でちょっと稼いでくれないかな。
後半みたいなサッカーを前半からやってほしい。アグレッシヴに近づいてきた。
Beat TERAO vol.17
お久しぶりです。寺尾一郎です。
spotifyのpodcastで冒頭曲説明をやる形で続けてきたこの番組ですが、やはりなんか面白くないなあということで、再びmixcloudでのラジオ番組に戻します。ラジオ番組の元になる断片的なpodcastと、勿論プレイリストはspotifyに残しますが、形としてはmixcloudで聴いていただければと思います。
今回は、金曜夜の60年代特集です。60年代後半の「夢破れ感」溢れるロックを集めてみました。
まず前半は、1曲目キンクスでyou really got me。ヴァン・ヘイレンでもおなじみのヤツです。ギターリフがいつ聴いてもかっこいい。キンクスは、ハードロックであり、モッズであり、ブリットポップであり。いろんな顔をもっています。最近再評価されてるエリオット・スミスも、キンクスのウォータールーサンセットをカバーしていました。エリオット・スミスといえば、田中宗一郎のポッドキャストで、特集されていて、なかなか面白いです。スーパーオーガニズムのオロノ氏がゲストで、エリオット・スミスへのリスペクトを熱く語っています。
2曲目がエリッククラプトンのクリームで「i feel free」。CREAMはこういうポップな雰囲気の曲を何曲かやっています。ギターソロやベースはかっこいいです。この時代ならではのロックソングだと思います。
3曲目はモービーグレイプの8時5分。モービーグレイプを聴くようになったのは最近です。はっぴいえんどあたりに凄く影響を与えたバンドだと思います。サイケであり、ハードであり。かっこいいです。
4曲目はプロコルハルム。「青い影」が有名で、それしか一般的には聴かれていない感じですが、キーボード主体のアート・ロックというかなんでもやるバンドなんで面白い曲がいっぱいあります。初期の荒井由実への影響がでかいと思います。曲は「ソルティードッグ」です。
後半へ続きます。
後半は、1曲目ブラインド・フェイスで「had to cry today」。唯一のアルバムブラインド・フェイスの冒頭を飾る曲で、60年代末期を代表する名曲だと思います。
2曲目ステッペンウルフで「the pusher」。ステッペンウルフは勿論映画イージーライダーで有名なバンドで、この曲も映画の中で印象に残る使われ方をされています。イージーライダーの影響もあって、このバンドも60年代末期「夢破れた」印象が強いです。
3曲目ママス・アンド・パパスで「カリフォルニアドリーミン」。これもヒッピーのテーマ曲みたいな曲です。確か「恋する惑星」で使われていて、そこでも「夢が終わった」シーンで使われていたと思います。この時代のこのタイミングでしか表現できない切迫感が込められた時代の曲だと思います。
4曲目MC5でキックアウト・ザ・ジャム。ヒッピーに対して、そんな緩いやり方じゃだめだ!!という感じで登場したのがMC5だと思います。デトロイトのパンクの元祖。どの時代に聴いてもかっこいい。
やはりラジオみたいな感じがやりたいわけです。
今回もありがとうございました。それではまたいつか。