国立最後の試合ということで通常より世間の耳目を集めた試合。甲府のホームゲームでは歴代２位の動員だったようだ。
試合は、前線の３人にどれだけ綺麗にボールが収まってもボランチは絶対前に出ない、いわゆるドン引きで、０−０の引き分け。
中盤で前に出られる稲垣と、走力が武器の克哉が入った時は、「ここでアクセル入るか！」と思ったが、結局、チームとして攻めることは出来なかった、または、しなかった。
勝ち点を取るもっとも可能性が高い戦術を選択した結果がこのサッカーということだ。
試合後、羽中田氏が厳しい内容の質問を城福監督に投げつけたあと、「これからも信念を持って戦ってください」みたいなことを言った。ちなみに浦和の監督には「これからも面白いサッカーを見せてください」だ。完全なる皮肉。でも城福監督は嫌な顔を見せず、自分から羽中田氏に握手を求めた。
これを見て、監督は、相当な覚悟で戦っていると思った。試合内容を見れば、チームも一枚岩で（外国人はわからないが）監督の指示を守っている。チームとして相当な覚悟。
その覚悟は、ヤフーの記事のように国立最後の試合にふさわしいとは言えない試合内容をもたらしたかもしれないが、結果、残留に必要な最低限の勝ち点１を得ることができた。
この覚悟を、最後の試合まで見届けようと思った。とことんやれ！と。ただしやるからには絶対残留だ。
