solid bond

never a dull moment

2008年俺awards

  • 今年は新人がつまんねえなあなんて思っていた。だが、12月にじっくり新譜ばかり聴いていたら、今年はけっこう当たり年だったという気がしてきた。90年代からずっと聴いているアーティストは大半が失速。特にOASISWEEZERは悲惨だった。90年代組の同志達はOASISの新作どう思ったのだろうか?あれが今年のベストアルバムというロッキングオンはもはや死に体。まあ雑誌の本質を良くあらわしたセレクトだったのかもな。完全に広告雑誌になっちまった。スヌーザーはもはや買う気がしないが、今年のセレクションは素晴らしかったように思う。MMは・・・。よくわからん。
  • それではベストアルバムです。バーニーの復活が嬉しかった。かっこいいサウンドを作ったバンドも沢山出てきた年だった。豊作。

1位 deerhunter / Microcastle

Microcastle

Microcastle

霧の中に広がる音って感じ。どんなバンドかよくわからんが、ジャケットからしてマイブラみたいな雰囲気だ。日本盤はこれからなので09年の話題の中心となるんじゃないか。大好きな音だしいびつでやたらとロックだと思う。
2位 friendly fires / Friendly Fires
Friendly Fires

Friendly Fires

数年前のラプチャーみたいな高機能なダンスとロックの融合サウンドを鳴らした。この種のバンドは多いが、メロディーが書けるのが強みだ。是非ライヴを見てみたい。よく聴いたアルバム。
3位 duffy / ROCKFERRY
ROCKFERRY

ROCKFERRY

曲がとにかく素晴らしかった。シングルヒットした2曲はアレンジとメロが練りに練られた感じ。いかにもバーニーという感じのサウンドも収められていて、ソロ以降一環して彼が狙っていたサウンドがしっかり評価を勝ち得た。ただ、ダフィー自体のルックスがヤバいので一発で消えそうだ。ADELと比べるとこっちのほうがより下世話。
4位 cajun dance party / The Colourful Life
The Colourful Life

The Colourful Life

ライヴは幻滅だったが、アルバムは非常に良かった。一発屋で消えると思うが、このデヴューアルバムの輝きはホンモノ。若者しか出せない衝動みたいなものが曲にしっかりこめられている。バーニーのプロデュースも嬉しいし素晴らしい。スウェードを思わせるところもあっておっちゃんらには眩しすぎる。曲も良く出来ていた。
5位 Raconteurs / CONSOLERS OF THE LONELY
CONSOLERS OF THE LONELY

CONSOLERS OF THE LONELY

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ホワイトストライプスはあまり好きではないが、このバンドは大好きだ。ジャックのホントに鳴らしたい音はこっちだと思う。なぜかマスコミの評価はそれほど高くないが・・・。ポップでアグレッシヴでかっこいい、教科書みたいなロック。だからウケが悪いのか?俺はど真ん中な音です。
6位 jakob cylan / Seeing Things (Sba2) (Dig)
Seeing Things (Sba2) (Dig)

Seeing Things (Sba2) (Dig)

フジロック、あの音なのにグリーンに立たされてかわいそうだった。アルバムはしっかりしたアコースティックの音が鳴る大人のロックアルバム。じっくり聴けた。ここ数年の低迷から脱した感じ。
7位 Stephen Malkmus & the Jicks/Real Emotional Trash
Real Emotional Trash

Real Emotional Trash

最後まで迷ったがランクイン。素晴らしいアルバム。ギターのふにゃふにゃした音はジェリーガルシアを彷彿とさせる。メロディーはポップ。ペイブメントよりもずっと好きだ。ああ、好きだ!!これが08年のベストなんじゃないかという考えも浮かんだが、この程度の順位に落ち着かせておく。もう一度書く、素晴らしい!!
8位 british sea power /Do You Like Rock Music
Do You Like Rock Music

Do You Like Rock Music

UK産、正統派ギターロックとして段違いの完成度を見せたアルバム。中学生からおっさんまで十分に楽しめる作品だ。アルバム一枚でしっかり聞かせる音になっているのも嬉しい。予想外。
9位 coldplay / Viva La Vida Or Death & All His Friends
Viva La Vida Or Death & All His Friends

Viva La Vida Or Death & All His Friends

2枚目3枚目がそれぞれイマイチ、作品の質以上にバンドとしてどうなのかという部分で自分の手から離れていたコールドプレイだが、ビッグサウンドの中にようやく魂が入った感じ。じわじわ心のドアをノックしたアルバム。
10位 CUT COPY / In Ghost Colours
In Ghost Colours

In Ghost Colours

若手にプロデュースを依頼してオケを作らせたニューオーダーって解釈してしまうのはきっと叩かれると思うが、俺にはそんな感じです。アルバム2曲目なんか特にそんな感じ。かっこいい音。09年のフェス登場に期待。すげえ盛り上がりそう。

  • これ以外に、ライアン・アダムスあたりが良かった。評価の高いfleet foxesはCSNみたいな音で、CSNのほうがずっと良いなあと思ったな。ヴァンパイア・ウィークエンドもトーキングヘッズの方が良いんじゃねえの、と思った。MGMTは最後まで迷ったが最終的にランク外へ。
  • 一番良く聴いたアルバムは実はBECKです。耳障りが良かった。でも作品の質としてはどうかなと思った。そんな感じです。
  • ベストライヴ

ポール・ウェラーサマーソニック
モッズゴッドはすっかりメタボなおっさんになっていたが、ロックにかける熱量は半端じゃなかった。凄く力をもらった。改めて惚れ直した。

マルコス・スザーノ / 沼澤尚 /勝井祐二 / 内田直之朝霧JAM
朝霧JAMにて。沼澤尚のドラムと内田直之のダブ処理の絶妙さが凄すぎた。夜聴きたかった。今年の朝霧は良い演奏が沢山聴けた。

  • ベストラーメン(山梨限定)

円熟屋 やさいとんこつラーメンOR二郎ラーメン
本場の二郎を恥ずかしながら食ったことが無い。中毒性がヤバい。正直食うとその後腹を下すんだが、それを覚悟で何度も食いに行きました。昭和の円熟屋が良店だと思う。

Future Days

Future Days

今年も旧譜にはいろいろ発見があった。特に衝撃だったのがCANやノイ!のクラウトロック勢。どれも非常にラリっていて良かったです。

09年も良い音楽との出会いに期待します。