solid bond

never a dull moment

朝霧JAM08

今年も天候に恵まれ最高の時間を過ごすことが出来た。やはり朝霧JAMは唯一無比、全く持って俺の人生に欠くことのできないものになってしまった。今年はとにかくチケットを抑えるのに苦労した。一般発売の日は10時からずっと電話をして4時過ぎにようやくゲットした。年々チケット奪取が難しくなってきている。来るやつは毎年来て、来たやつは誰かを誘って、という循環で客が増えている感じ。皆、そろそろオッサンなんだから卒業してくれよ!!無理だろな・・・。
今年も朝から天気は素晴らしく良く、2日目の帰るタイミングまで雨がまともに降ることは無かった。去年も雨は降らなかったのだが、今年は気温もそれなりだった。去年おととし程冷えることが無かった。環境は、俺が酔いつぶれたときの朝霧JAMエイミー・マンがでた年)のとき以上に良かったと思う。

今年はチーム村田は全員不参加。キャプテンハートビートこと村田が参加できないことが痛かったと思う。そんなわけでNARAさんSHIN藤さんと一緒に行くことになった。当初7時に中道に集合しようと考えていたが、その週の仕事があまりにしんどかったため7時半に変更してもらった。俺はギリギリ七時半に中道についたものの、テント係のNARA氏がテントを忘れたため結局中道を出発したのは8時近くとなった。地元パワーで本栖には9時前に着いた。バスは若干並んだものの、ビールを一本空ける頃にはバスが来て、すぐに出発。10時ちょいすぎに朝霧に着くことができた。テントはステージ中央よりやや右よりの後方をゲット。ステージを見るには若干遠いが、トイレ方面には非常に行きやすく、非常に良い場所だったと思う。テントは奈良さんが新しく買ったテントを使用。非常に居心地が良いテントだった。

11時過ぎにテントは建て終わった感じか。3人で乾杯。汗をかくほどではなかったがけっこう暑い。ビールが進む。俺ばかり飲んでた印象だが。今回、カミサンの協力により、家からトマトやキュウリ、枝豆等のツマミ、そしてPB中心にらっきょうやキュウリの漬物等お菓子意外の食べ物をそれなりに持ってきた。飲む際にバリバリ役立った。けっこう沢山飲んだが、食いながら飲んだため具合わるくなることは無かった。
そんなこんなで2時過ぎとなり、アーティストの演奏が始まる。俺はステージへ向かったが、二人はテントの奥へ入っていった。

グレイト3のベーシスト高桑氏のソロユニット。白根氏に堀江氏(老けた!!)もいた。高桑氏のFILAのジャージっぽい上着がかっこよかった。音は軽くしか聴いていなかったが、凄く良いライヴだった。控え目なヴォーカルと、割と主張する楽器類とのバランスが凄く良かった。予想以上に朝霧に合っていた。
まあ、そんなクールな感想は似つかわしくないかな。俺はGREAT3の熱烈なファンでね。にもかかわらず、GREAT3のライヴを生で見れたことは一度もないんだ。一回チケットまで取ったんだが、会社の試験と重なったため無くなく村田に代わりに行ってもらった・・・。生で動く高桑氏、白根氏をみただけで酔いもぶっ飛び舞い上がってしまった。二人とも絵になるミュージシャンだった。片寄はトータスが出たときのメタモでショコラとセットで見ることが出来たので、一応GREAT3の3人を全て生で見たことにはなるが・・・。CURLY GIRAFFEも白根氏のソロもいいけど、早く3人での演奏をみてみたいもんだ。
CURLY GIRAFFE見ているマリオ氏を発見。写真を隠し撮りした(皆してました。本人も隠し撮り、公認じゃないかと思います。)

リハと、最後の曲だけ見た。かなり盛り上がっていた。これと高桑氏と最後まで迷ったが・・・。こっちはこっちで盛り上がったんだろうな。
これ見終わってテントに戻ったら、隣のテントが設営で困っていたので手伝った。神戸とか京都から来たらしい。すげえ気合だ。奈良さんが起きたので一緒にテントで酒を飲む。

  • CAMILLE

飲みながらテントで聴いていた。音数少ない中でバリバリ歌っていてかっこいいと思った。下で見ていた人の報告によるともの凄くアグレッシヴだったらしい。ちゃんと見るべきだったかも。

  • JEFF LANG

これは先に音を聴いて、けっこう期待していた。渋い演奏を聴かせてくれるかと思ったら、ブルースとかギター2本とかの枠をガンガン突き破る激しい演奏だった。WHばりにガツガツしてた。夕方の時間に合うか合わんかギリギリの凄い緊張感。途中RADICAL FACEを見に行くが、JEFFの圧倒的テンションが再び俺と奈良さんをメインステージに戻させた。迫力バリバリだった。
その後、再びテントに戻り、奈良さんと飲みなおす。

テントの中で聴く。thank you for the musicが聴けてよかった。
そしてここからが本番だ。ステージの前の方へ向かう。

  • GOMA &JUNGLE RHYTHM SECTION☆

初日のベストアクト。マジで最高だった。俺自身、酒がしっかり回っていたし、腹も満たされてたし、ライヴが始まる前にBJだったし、ばりばり絶好調で聴けた。こんなの久しぶり。GOMAのライヴはダチャンボのフリーコンサートで見たとき(3年前?)とは雲泥の出来だった。ステージでの存在感が圧倒的に違う。そして、生のリズムセクションがヤバすぎた。始まりから最後まで、バリバリ踊り狂った。すげえよかった。

最高のライヴを終え、ステージに戻ると2人とも寝てた。ややショック。この楽しさを誰とも分かち合えんとは。日本酒をヤケ酒。そしたら奈良氏が起きたので、二人で巻狩鍋を食い、THE SKATALITESを見る。しかし・・・。コレが面白いというヤツは俺はよくわからんよ。奈良氏も同意見。ふにゃふにゃの演奏、最初は気持ちよかったが途中から全て同じに聞こえるようになる。3曲ほど聴いて奈良氏とTHE PROXYを見に行くが、これは音がやたらとハードでおっさんには無理。おとなしくテントでTHE SKATALITESを聴くことにした。その後はSHIN藤さんも起き、3人で飲み会。俺は12時頃寝る。SHIN藤さんと奈良氏は2時ごろまで語り合ったらしい。



二日目
目隠しをして寝ていたが、朝陽で盛り上がる周囲の声に目が覚める。どうしようかと思ったが奈良氏らも起こし、3人で富士から昇る朝陽を見る。素晴らしかった。早起きは気持ちよいし二日酔いもないし最高な朝だ。

しばらくふらふら歩いて、飯食って、テントでコンビーフの安いやつ食って、うだうだする。地図の図法の話や、北海道の狐の話で盛り上がる。穏やかな時間だ。ラジオ体操をかまして、2日目が始まる。この日は当然酒が飲めないのでステージに集中した。

  • 本門寺重須孝行太鼓

子供だと侮り、途中で退散。奈良氏らは相当盛り上がった様子。

演奏は凄く良いのにMCがバカみたいに長くて一曲目は相当イライラした。「職業にロックスターって書いている」って話とかマジウザい。シンプルなロックンロールをただ演奏してくれれば良かったのに。最後の曲は迫力があった。

こじんまりとしたロカビリー。すいません、どこが凄いのかさっぱりわからんかった。

今年の朝霧のベストアクト。沼澤尚のドラムがホントに凄すぎた。内田直之のダブ処理も凄い・・・。二日目だったのでノンアルコールの状態で見たのがホントに勿体無い。昨日のゴマとセットで見たかった。圧倒された。

ホンモノのアイヌみたいな人が出てきて弓もって踊ってた。これもマルコス・スザーノ沼澤尚がしっかり参加。演奏をしっかりまとめていた。音は凄くかっこよかったがオキ氏の説教がちょっとツラく、帰る時間もあったので途中で切り上げた。

  • pupa

高野寛とかのユニット。若々しい音で、確認するまでどこの新人バンドかと悩んだ。かなりよかったと思う。原田知世の歌もやたら新鮮だった。マジオッサンオバサンの出す音とは思わなかった。撤収しながら聞いたんだが、下に下りて永遠のアイドルを拝むべきだった。

今年はチーム村田がいなかったためか、酒の量がそれほどでもなく、割と普通の体調で過ごすことが出来た。これまでの俺の朝霧の歴史は、天気が悪いか、都合が悪いか、体調が悪いか、いずれかの要素により最低1日は死んでいたので、今年は初めてしっかり朝霧を満喫できた気がする。ライヴの感動を分かち合うことができなかったのはやや寂しいが、それにも余って充実した時間を過ごした感じがする。逆に、何もアクシデントが起きなかったことが不満になってくるぐらいだ(マジで)。ここまで順調だとやや恐ろしく、来年は何か重大なことがおきそうな気がするが、とりあえずこれで今年は終わり。また来年、どんなフェスライフが待っているか。楽しみだ。