solid bond

never a dull moment

フジロック

summer has gone!
フジロックから無事帰還。俺は木曜の深夜から日曜の朝まで苗場に居たんだが、ほとんど雨にやられず、今までで最も素晴らしい天気のフジロックになった。体調も万全で最高。
何を見たか簡単に書く。

○土曜日

    • COOL WISE MEN

バンド名の如く冷静な音が気持ちよかった。フジだ!!って入れていた気合を、ゆっくり解してくれた。去年同じヘヴンで見たフィッシュマンズよりもずっと楽しかった。

同じ県人として見ないわけには行かない。元ジェリーフィッシュのロジャーとの共演の曲が凄く良かった。演奏もドラムとキーボードが中心になって上手くまとまっていて、予想以上に良かった。

グリーンにて芝生に寝転びながら見た。予想通りパルプは一切演奏しなかった。ヘンな動きはパルプ時代から変わっていなかった。それを見れただけでも良かったと思う・・・思いたい。人もまばらだったし、グリーンでやるべきではなかったな。レッドマーキーで十分だと思った。ホントに好きな人だけが見るほうが良かった。
曲自体はそんなに悪くなかった。ただ、パルプを期待する俺らの期待を越えるレベルではなかった。バンドで一時代を築いたヒトがソロで活躍するのは難しい。UKでは再び高評価らしいけれど。
グリーンで見ていた人のなかで、何人が彼のソロの曲を知っていただろうか。

3曲ほど聴いた。サマソニで見た頃とはまるっきり別のバンドだ。凄くグルーヴがあってタイトでワイルドだった。かっこいい。後ろ髪引かれながらOCSへ。

ダミアン・ライスの突然のキャンセルは大ショックだったが、替わりに見たOCSは予想を遙かに超えた素晴らしい演奏を見せてくれた。過去の名曲を連発。少しおっさんが多い(ブリットポップど真ん中オッサン=俺ら)レッドマーキーの客は大盛り上がりだ。終盤のHundred Mile High Cityで完全に観客は一体化、ラストは当然The Day We Caught The Train。大合唱。最高だった。今年のフジの俺的ベストアクト。まさかOCSでここまで盛り上がるとは。OCSはレッドマーキーがうまく合っていた感じがする。

第1回サマソニの時点で、果たしてここまでの出世をよそうできただろうか。この日一番の盛り上がり(だと思う)。宝塚ロック炸裂。2曲見て去った。もう少し大きい音で聴きたかった気もする。遠くから見たので。

レッドマーキーのトリ。名曲を連発。良かったが、OCSみたいな迫力とかカリスマは無かった。何よりも彼らの曲の中で俺が一番好きな「sink to the bottom 」をやらなかったのに納得がいかない!!

    • GROOVE ARMADA

かなり期待していたが全く心に響かず。ビッグビートというよりはユーロビートみたいな感じ。音が雑多すぎていやらしいというか。ショーになりすぎていた。2曲聴いて見切りをつける。

ヘヴン。着いたら既に終盤。轟音爆発。おーすげーと思ってみていた。その後少し冗長になり過ぎていたような気がする。最後のほうの掛け合いとか、出だしは良かったが皆少し飽きていたような。最初のほうはどうだったんだろう。もう少し長く見たかったな。

○日曜日

酒ばっか飲んでた。

相変わらずクリスピアンはかっこいい。けど、バンドの音にはキレを欠いていた。かつては持っていたジャカジャカしたギターのキレがあまり感じられない。摩擦が少ない。新作中心のセットもイマイチ。ただ、タットヴァやゴヴィンダ、ハッシュといった過去の名曲は強い!まるで水戸黄門の印籠のように強い存在感を示している。これらが飛び出した後半は凄く良かった。もっと頑張れクリスピアン。2ndの隠れ名曲「シャワー・ユア・ラヴ」もやりました。あまり周りは盛り上がっていない感じがしたけれど、一人で吠えちゃったよ。

    • LILY ALLEN

レッドマーキー後ろ側の林、つまり、「渋谷ポイント」で見る。けっこうガーリー。動いていた。普通のポップスだ。

    • G. LOVE & SPECIAL SAUCE

なんとかレッドマーキーの中にもぐりこんだが凄く人が多い。演奏が遠く感じる。演奏自体は凄くかっこよかったしわかりやすくてのっけからオーディエンスをがっちり掴んでいる感じがした。ただ、屋根が合わない。それと、音が凄く小さく感じた。
ヘヴンかホワイトで見たかった。G.LOVEは凄く良かっただけに勿体無い。

    • ASH

良かった!!まさかアッシュがここまで素晴らしいとは・・・。1枚目と3枚目の曲が中心になっていて、カンフーとかoh yeahとかgold fingerとか、そして俺が大学時代にバンドでやっていた名曲「普通じゃない」まで!!いろんな思い出がこみ上げてきた。彼らは今回のアルバムで一線から退くようなことをいっているが、なんか勿体無い感じがする。
新曲も結構良かった。

普段聴くグループでは無い。やはり高い声のラップって自分には合わない。声が乗らない新作のほうが俺好み。スタイルを意識しすぎてうまくいっていない感じがした。チェンジングマンに失敗している感じ。ヒップホップからずっとサバイヴしていくのって、難しいとは思うけど。


詳しくはピンポイントでじょじょに書くつもりでいる。そうそう、渋谷はブログでフジロック体験記を書いてます。いつものあの場所から。ダミアンライスを見に行ってるあたりが笑えた。