- アーティスト: Damien Rice
- 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
- 発売日: 2006/11/14
- メディア: CD
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メロディー、アレンジはけっこうオーソドックスで枠の中に納まるものなのだが、歌に込められた情念が凄まじい。イカれてる。ブライト・アイズ並の破綻っぷり。完全に既定外のエモーションだ。事件が起こりそうなくらい、異様なまでの感情の爆発だ。
前作と比べやけにセクシーな感じになっていると思う。寄りそうような混声ヴォーカルがそう感じさせるのかもしれない。オケも少し豪華になって、前作の質素な雰囲気を愛好していたヒトには賛否両論あるだろう。
アコースティック主体だが、とても癒される音楽じゃない。刺される、斬られる感じ。閉じこもってこればかり聴いてたら気が狂うだろう。このヤバさ、ジェフ・バックリーを越えていると思う。