- アーティスト: Chocolat & Akito
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/07
- メディア: CD
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ここのところの片寄作品には必ず現れるトータスのジョン・マッケンタイアがミックスを担当。ただ、ジョンの色は薄い。聴きやすい音になっている。ヘッドフォンで聴くと、デティールの細かさに降参する。スネアと鍵盤の音がやたらと気持ち良い。
「kiss me black」のように、昔のサザンの原由子が歌いそうな歌謡曲的な曲もある。かなり真っ当なポップアルバムになっているので、GREAT3ファンには物足りなさが残るかも。歌詞に変態性は残っているが、音的には綺麗に纏まりすぎな感じも。この王道な感覚も片寄明人の一面なんだろう。コレを聴いた後片寄のロングインタヴューを読むと、GREAT3の音的な偏執ぶりは白根&高桑に寄る部分が大きいと理解できる。
やたらと機能性が高い王道ポップス。買って損は無い。バカ売れしても良いと思うんだけど。そろ1作目のような破滅的なロマンは無いのが少し残念。