- 8/27、8/28静岡の修善寺にて開催されたメタオルフォーゼ05に行ってきた。結論から言えば最高の野外レイヴフェスだったと思う。
- 会場はサイクルスポーツセンター。自転車の王国。凄く広い。回り切れないほどだった。人の動く道が少ない感じがしたのは次回以降の反省点だけど、それ以外は凄く良い場所だったとおもう。
- マナーについてはいろんな所で指摘されている通り、ゴミが風に乗っかってアタマにぶつかってくるほどで、サマソニレベルの寂しい感じだった。僕自身はあまり気にならなかったが。
- 昼間13時の急行電車に乗って静岡に向かう。駅まで来た所で、ケイタイを忘れたことに気付き家に戻るというハプニングがあったが、ちょうど小泉首相が山梨に遊説に来ており移動に同じ急行電車を使ったため電車が遅れていた。おかげで電車に間に合った！サンクス小泉！
- 身延線東花輪駅から「富士川」に乗り富士駅へ。富士駅で小泉首相を発見。テレビで見るより華奢、しかしハンサムガイだった。オーラはあまり感じなかったがカリスマはあった。おかげで電車に乗れたこともあるので、比例は自民党に入れよう。
- 富士駅から乗り換えに失敗するなどハプニングはあったが、16時半ごろには会場のサイクルスポーツセンターへ。バスに乗りながらその敷地の広さに圧巻！うおー。気分も盛り上がる。ビールを飲みつつ列がどんどん伸びるのを眺める。途中スタッフに間違えられ声をかけられる。微妙に切なくなる。村田＆ODAを待つ。5時頃来ただろうか。そして入場する。
- 会場はけっこう涼しく、やはり広かった。クロークに2000円払い荷物を預ける。ムラタがせっかく持ってきたワインが割れるハプニングあり。うまいワインです。
- SOLAR STAGE脇に場所をとり乾杯。HIFANAの演奏がBGM。サンプリングを生で叩いてる感じ。MCは切なかったが音はけっこう良かった。
- なんか涼しくて、人と人の間が広くて凄く良い感じ。フジ、サマソニと余裕があまり無いフェスが続いていただけにこの雰囲気に酔いしれる。
- 次はブンブンサテライツ。メシを食い、飲みつつ見る。「踊れ！」といわんばかりのビートが「余裕を楽しんでる」雰囲気にちょっと合わない。前に行ってみていてもいまいちかな。気持ちがビートについていっていなかった感じ。夜22時ごろ出てくれば凄く合ったと思う。メシを食い終わって、ブンブン片目にテントサイトを通過しながらプラネットステージへ。SHIRO THEGOODMANのDJで楽しむ。プラネットステージは忍野のような緩い雰囲気で最高。SHIROのDJも凄く良くて、我を忘れて踊った。途中でODAが迎えに来て後列で酒飲みつつステージを見る。いいなあ。芝生の上に座って、音楽と酒と友人。上みりゃ星。最高だ。しばらくしてステージを離れた。後からいろいろ見ると、プラネットはトイレが大変だったらしいが、それ抜きにシチュエーションはホント最高だった。来年はここを起点にしたいなあ。
- SOLAR STAGEに戻り楽しみだったROVOを見る。一曲目、2曲目は真剣にみた。前に行って踊ってみたが正直冗長でいまいちだった。3曲目以降はメシ食いながら適当に見た。けど、それ以降は持ち直していた感じがする。またゆっくり見てみたい。トイレに行くなどしてトータスに備える。
- 前から五列目ぐらいの位置を確保して臨んだトータス。東京での単体ライヴではありえないことだとムラタがいう。鼻をすましていると甘い危険な香りも薫ってくる中、今回の僕にとってのメインアクトであるトータスの演奏がスタート。フロントにツインドラムが向かいで置かれ、いつものトータスのステージだ。
- 神。今までで一番衝撃的だったかもしれない。ブラーやRADIOHEADあたりのロックで良かったライヴとは別物の感動があった。モグワイと同種の、目で見たものや、大勢の反応や、既往の好きな曲といったデータ的なものではなく、音が直接心・アタマのよくわからん部分に訴える演奏で、声を出そうと思わず、訳のわからんブサイクな声が出た。シラフの自分の横にこのときの俺がいたら、「ウゼー」と思う、間違いなく。そういう、他人のことを考えられない状態になり、裸のリアクションを出してしまったライヴ。生のキック音がカラダに響くのも凄く気持ちよかった。とにかく圧倒された。
- 演奏終了後は「すげえ」「やべえ」を連発するただのバカになった。
- 演奏後にはサイン会に並んだ。その会場でトータス以上に衝撃を与えたのは片寄明人とショコラカップル。俺のone of最も尊敬するアーティスツin japanじゃねえか！まずはショコラ。華奢でアタマが小さいがメイクも薄く普通の娘っ子。確かに可愛いが大学のキャンパスに普通にいそうな素朴さがある。好印象。そして片寄。ハゲはあまり気にならず、外人みたいなマッチョさと肌のスベスベ感がやたらと気になる。けっこうハンサムですっきりとした男前。若い。圧倒された。目を合わせようと必死で見ていたが完全無視。「すいません片寄さん一緒に写真とってください」の一言が言えず。ああ切ない。
- トータス後のgreen velvetは裏声がキモ系で合わない。この間に寝床を作ってワインを飲みながら寝転ぶ。MURATA・ODAが寝てしまったので俺も寝た。G2Gの演奏が始まり、おおと目を覚ますが、カラダは動かせず。音は凄く心地良く、最高だったのかも。遠くへ意識は飛びつつあったが・・・。
- 朝方寒くて目が覚める。ゴアのカッパで対応。ムラタはアイを観にいったが動くパワー無し。
- ５時ぐらいに目が覚め、ずっとステージを見ていた。風が吹くたびに、ゴミが後ろから飛んできて、少し切なくなったが、いいなあ、と思った。踊っている人、ラリってる人、メシ食っている人、だべってる人、寝ている人、いちゃついている人。いろんな事をしている人がいる。極めて自然。
- ANANDAが終わりステージを後にした。帰りのバスは誰もが無言。普通列車で帰ったため家には１時過ぎに着いた。帰りの電車で足のつめを切るオジイを見た。マナーがどうのという考えはここでけっこうふっとんだ。いろんな人がいるし、それを押し付けるには力が無いと無理だと思う。
- 俺の中では今年のフェスでは忍野と同じぐらい楽しかった。来年はテント用意して、プラネット中心に楽しみたい。車で行って、酒をやたら持っていけたら最高だ。
- 誘ってくれたMURATAとODAに大感謝です。
