solid bond

never a dull moment

90年代

若きブラッド・ピットとモンタナの大自然が美しいリバー・ランズ・スルー・イット

「午前10時の映画祭」で92年公開の「リバー・ランズ・スルー・イット」を30年ぶりぐらいに観た。 ロバート・レッドフォードが監督の元、フライフィッシングの神々しい躍動感と当時20代後半、売出し中のブラッド・ピットの若々しさが、アメリカモンタナ州の雄…

Paul Weller – Heliocentric

90年代を浮き沈みの中サヴァイブしたウェラーが00年に発表したソロ5作目。全英2位。 ジャケットのリラックスした佇まいがかっこいい。 www.youtube.com 前作のラフな作風を引き継いでいるが、エネルギーは抑えめ。アコギやニック・ドレイクの諸作で有名なロ…

Paul Weller – Heavy Soul

97年発表。ソロ4作目。全英2位。 youtu.be 繊細なプロダクションが光った前作とは対照的に、アグレッシヴでライヴ感の強い作品。メンバー四人がスタジオで目を合わせながら録音した感じが伝わってくる。 youtu.be アレンジも、前作の高級感ある凝ったものか…

Paul Weller – Stanley Road

95年発表のソロ3作目。英国では1位。 ウェラーの故郷に由来するアルバムタイトルは、ビートルズの最終作を彷彿とさせ、アルバムジャケットのコラージュはサージェントペパーのアートワークのデザイナーが作成するなどビートルズへのオマージュが当時のウェラ…

Paul Weller – Wild Wood

93年発表のソロセカンド・アルバムで代表作の一枚。全英2位とチャートでも成功し、現在に至るポジションを確立した。 www.youtube.com このアルバムが出た93年、ブラーが「モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ」を発表。翌年にはカート・コバーンが亡くなり、…

Matthew Sweet – Altered Beast

93年にリリースされた4作目。セガの人気ゲーム「Altered Beast」にインスピレーションを受けており、マシューのゲーム愛が反映されている。 アルバムには、いくつも佳曲が収められている。特に「Devil With The Green Eyes」は、ドラマティックなメロディと…

Belle & Sebastian – The Boy With The Arab Strap

">98年にリリース。 ">UKロックシーンはブリットポップの残り火の中、ロックとクラブサウンドが盛っていた。 ">ベルセバはそのようなシーンとは一線を画し、繊細でインディーズ志向の音楽を展開、独自のアプローチは注目を集め、日本を含むギターポップフリ…

R.E.M. – Automatic For The People

92年発表。R.E.M.のキャリアのみならず、90年代ロックの枠組みにおいても特筆すべき作品の一つ。 前作「Out of Time」がカラフルでアッパーな雰囲気だったのに対し、より暗くモノクロな印象を与える内容となっている。真夜中、月、静粛、静かな湖といったイ…

The Sea And Cake – Nassau

95年発表。 サムプレコップ、ジョン・マッケンタイアらシカゴ界隈のミュージシャンが結成したユニット。トータス程複雑でなく、シンプルで音数を絞った演奏で、中心にあるのは歌。腕利き達の我慢比べのような凌ぎ合いが最高にかっこいい。生ぬるい雑魚パンク…

Rod Stewart – Vagabond Heart

91年発表。 充実した70年代を過ごしたロッドも、80年代、人気はさておき作品の質をあからさまに下げていた。前作「out of order」も聴き直す価値が見いだせないアルバムで、半ば「オワコン」と化していた中、トレバー・ホーン等の力を借りてロッドが再度意地…

Stereophonics – Word Gets Around

97年発表。 ブリットポップ末期にウェールズからやってきた骨太ロックバンド。 当時シーンの最前線にいたOASISやCASTなどよりもずっと重い音を鳴らすギターと、重心の低いドラムを中心としたダイナミックなバンドサウンドと、ケリー・ジョーンズの素朴でブル…

Foo Fighters – The Colour And The Shape

97 年発表。 前作(1ST)はデイヴ・グロールの「マッカートニー」的な実質ソロ作品だったが、本作はパット・スメア他バンドメンバーを招集。ピクシーズの「ドリトル」「ボサノヴァ」で有名なギル・ノートンがプロデュースを請け負い、ダイナミックで緩急のつ…

Sloan – Navy Blues

Sloan – Navy Blues カナダを代表するロックバンドの4作目で代表作。 冒頭「She Says What She Means」から密度の高いロックが爆発。サウンドはクイーンやチープトリックを彷彿とさせる70年代風だが、メロディラインのセンスはビートルズ(特にポール・マッ…

Sloan – One Chord To Another

96年発表。 カナダの4人組の3作目。 前作はゲフィンからのリリースで、相当な制作費をかけて制作されたが、「グランジ」を求めるレーベルとの摩擦によりゲフィンを離脱、このアルバムは低予算で作られた。自由な環境下、過剰なディストーションが薄れ、現在…

Finn - Finn Brothers

95年発表。クラウデッド・ハウスのニール・フィンと、元メンバーで兄弟のティムによるユニットの1stアルバム。プロデュースは縁が深いチャド・ブレイク。 クラウデッド・ハウス以上に内省的なメロディとチャド色の強い音響的な広がりのあるサウンドが相乗効…

BECK-MUTATIONS

BECK-MUTATIONS www.youtube.com 98年。 オデュレイの大ヒット後、ひっそり出たサイケアルバム。 レディオヘッドで有名なナイジェル・ゴッドリッチがプロデュースし、繊細かつダイナミックな音になっている。 今聴いてもクール。時間が経って更に良さが際立…

90年代のロック・アルバム俺30枚

後ほどコメント入れる予定。 1.Blur – Modern Life Is Rubbish 2.Radiohead – The Bends 3.Nirvana – Nevermind 4.Tortoise – Millions Now Living Will Never Die 5.Beck – Mellow Gold 6.Elliott Smith – Either / Or 7.Weezer – Pinkerton …

The Cardigans – Gran Turismo

98年発表の4作目スタジオ・アルバム。 タンバリンスタジオでの録音、トーレ・ヨハンセンのプロデュースと基本は変わらずポップだが、ダークな雰囲気がアルバムを支配。 www.youtube.com 低めで無理しないボーカルの本領が発揮され、ポップの枠の中で切れのあ…

雨が降る中、サニーデイ・サービスを聴く

サニーデイ・サービスのセルフタイトルの4枚目を聴いている。 90年代後半のロックシーンを代表する作品のひとつで、サニーデイ・サービスにとっては最も完成度が高い作品だと思う。この次の作品も良いけど。90年代らしいサウンドと歌詞が、ど真ん中に大学生…

Fountains of Wayne / utopia parkway

99年発表のセカンドアルバム。 1stではグランジでコーディングされていたポップセンスが全面に押し出されFOWらしさを確立した作品。 www.youtube.com 春とか夏のキラキラした空の下で聴きたいアルバム。 最近はB面が好きだ。 open.spotify.com

64 秋のブリットポップ特集 

open.spotify.com ブリットポップ特集。 続いているバンドもあれば情報が取りにくくなっているバンドもある。 輝き続けている曲、輝きを失った曲・・・。 30年近い時間が流れている。 Sparky's Dream / Teenage Fanclub Oh Yeah / アッシュ Cut Some Rug / T…

1991年と俺

1991年。この年、俺は14歳〜15歳。中学3年だ。 バスケ部だったが、オスグッドで膝を痛め、その影響で腰も痛くなり、整体に通っていた。整体で治療を受けながら千代の富士の最後の1番(相手は貴闘力)を観た。 昭和の大横綱引退、ソ連崩壊、バブル崩壊、SMAP…

Grandpaw Would /Ben Lee

open.spotify.com 95年発表。オーストラリア出身、78年生まれのベン・リーは当時16歳。飛ぶ鳥を落とす勢いだったグランドロイヤルからソロデビューした。 まるでポール・マッカートニーの1STアルバムのような、宅録っぽいアレンジや録音は、聞く人を選ぶか…

1990年と俺

1990年を特集。この年、自分は13歳〜14歳。中学2年。 ビートルズの洗礼を受け洋楽にどっぷり浸かり始めた頃だ。 2月にローリング・ストーンズが来日。テレビ放送されていたが、正直よくわからなかった。 3月にはポール・マッカートニーがソロとして初来日。…

56 ブリット・ポップ

open.spotify.com ブラー、オアシスを中心とした90年代中期のUKロックバンドによるムーブメント「ブリットポップ」 BeatTERAOでは定期的にブリットポップを振り返っていく。 Do You Remember The First Time?/pulp Step Into My World/Hurricane #1 El Presi…

Odelay / Beck

open.spotify.com 言わずとしれた96年を代表するアルバムなんだが、ちょっと影が薄くなっているような気がする。この作品以降も優れた作品をベックが出し続けているからか。また、ライブ演奏でアップデートされた曲に比べ、アルバムはちょっと迫力に欠ける感…

Our Favourite Shop The Style Council

open.spotify.com つい先日16枚目のソロアルバム「FAT POP」が出たばかりのポール・ウェラー。 スタカン時代の代表作がこのour favorite shopだ。勿論全英1位。この当時のポール・ウェラーは27、28歳で、人として一番血気盛んな時期。キャリアで最高の歌声を…

91年から30年

ラジオで91年について話をした。 自分は15歳で、洋楽にどっぷりハマりつつあった 91年はニルヴァーナ、R.E.M、U2らが相次いで素晴らしいアルバムを出すなど当たり年。 チャートを彩った曲も、ブライアン・アダムスのi do it for youとかR.E.Mの陽気なシング…

sebadohの名作

open.spotify.com 1996年発売。大学ど真ん中のタイミングで、試聴機で聴いて一発で気に入り購入した。未だに大好きなアルバム。初期のオルタナパンクな感じから、破壊力はそのままでポップにメロディアスに進化した感じの作品だ。 当時やっていたバンドでカ…

凄く健全なsuedeのライヴ

SUEDE - LIVE at the Royal Albert Hall (Full Concert) - Premiere 11th September 5pm BST スウェード、今度は2010年の復活ライヴ@ロイヤル・アルバート・ホールが公式にyoutubeにアップされた。 デビュー当時とは違うバンドのよう。 怪しい雰囲気はなくな…